急募:僕の嫁 Vol.2

「この男、不思議ちゃん…?」敏腕結婚カウンセラーが見抜いた、男の深層心理

運命の相手と出会いたい。誰もが思っていることではないだろうか。

では、運命の相手はどこにいるのだろう。

「“ビビビ”ときた」

「会った瞬間に、この人と結婚すると思った」

そんなのを聞けば聞くほど、目の前の相手は違うと思ってしまう。

まだ出会っていないだけ、どこかにいるのだ。

そう思い続けてきた曽根進太郎、29歳。恋愛経験はゼロに近い。超ド級の、夢見る夢男。

彼の人生をかけた、“運命の相手”探しが今、始まる。

◆これまでのあらすじ

母親に見合いを勧められた進太郎は、「1年以内に結婚する」と約束。焦った進太郎は、結婚相談所に入会するが…?


ー2019年2月ー

「いよいよ嫁探しが始まるんだな」

進太郎は、銀座の一等地にあるビルのエントランスで大きく深呼吸をした。

これから、このビルの中にある結婚相談所でカウンセリングしてもらうことになっている。

1年以内に結婚しようと思い立って結婚相談所に登録したのが数日前のこと。

“理想の相手像は?”“いつまでに結婚したい?”“何を重視するか?”

質問されそうなことは一通り考えてみたものの、まだ考えが整理出来ていない部分もある。

−とはいえ、恋愛なんてタイミング、フィーリング、ハプニングって言うしな。

進太郎は、今の段階であれこれ条件を決めるのは無駄だと思った。

自分が求めているのは、運命の相手。

目が合った瞬間にきっと分かる。“ビビビ”と、雷に打たれたような感覚が身体中を駆け巡り、そのまま恋に落ちるのだ。

だから、まだ見ぬ君に出会った時、自分はこう言うだろう。

“やっと会えた。ずっと探していたよ”

そして、運命の相手もまた、顔を赤らめながら、こう返すはずだ。

−“私も…。ずっとあなたを探してた”

「よしっ!」

気合いを入れた進太郎は、まだ見ぬ運命の相手との出会いを妄想しながら、カウンセリングへと向かった。

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