東京で確実に美味い寿司はここだ! Vol.23

豪快な炭火炙りトロが絶品なんだ!西麻布の裏路地にスゴ腕の寿司店を発見!

この日の一貫目は「金目鯛の昆布〆」

シャリ×ネタの計算し尽くされた絶妙なバランス

一貫目は、濃厚な旨味がある金目鯛を昆布〆にしてさらに奥深い味わいにした「金目鯛の昆布〆」。

『鮨十』の大将・瓜生氏が手がける握りは、とにかくネタとシャリとのバランスが見事。

シャリは赤酢と米酢の2種を用意し、ネタに合わせて使い分ける。

葱と生姜で味わう「さより」

小粒ながらももっちり食感のシャリにも注目

使用する米は契約農家から仕入れる「鮨十米」だ。精米や保存方法を細かく指定し、ゲストの来店時間に合わせ、羽釜で炊きあげる。

こだわりのシャリが全てのネタの旨みに寄り添い、口の中ではらりとほどけながらもっちりとした食感を感じさせてくれるのだ。

「さより」の繊細な味わいを、最高に引き立てている。

「まぐろの漬け」

じっくり違いを堪能できる!まぐろの美味しさ三段活用

旬の握りを楽しんだ後は、まぐろの握りが三貫供され、それぞれ異なる美味しさを楽しませてくれる。このひと時が『鮨十』を訪れる人の最大の楽しみになっているのだ!

一貫目は「まぐろの漬け」。まぐろ節を加えた醤油で10分ほど漬けた赤身は、深い旨みを感じさせてくれる。

江戸前の仕事を施したまぐろの最高峰の味わいを堪能した後は「中トロ」が登場。

筋のないハラカミという部位を使用しており、まぐろのもつ本来の美味しさをダイレクトに体感できるのだ。

目の前で炙られる「大トロ炭火直火炙り」

大トロの美味しさを最大限に引き出した極上の一貫

そして三貫目は「大トロ炭火直火炙り」。「鮨十コース」のメインとも呼べる一品であり、この握りを目当てに『鮨十』を訪れる人も多いと言う同店の名物である。

「大トロ炭火直火炙り」は他店の炙りトロとは一線を画す存在である。

上から炭火を当て、人の舌が一番甘みを感じる30~40℃に、握り全体をシャリまで温めるように炙っていく。

“炙る”という行為を単なるパフォーマンスにとどめず、大トロの美味しさを引き出すしっかりと理にかなった方法へと昇華させているのだ。

炙り終わったらすぐに口に運び、極上の味わいを堪能したい

温かいうちに口に運べば、大トロの力強い旨みと甘みがジュワ~と溢れ出し、次の瞬間には、すっととろけてシャリと一体に。ふわりと鼻を抜けていく炭の香りも堪らない…。

まぐろ三貫の締めくくりに、江戸前ならではの仕事と『鮨十』オリジナルのひと手間が融合した一貫を楽しめるのである。

一度この炙りネタを食べたらまた必ずこの店に来たくなるはずだ!

〆に供される「かんぴょう巻き」

コース終盤に登場する巻物にも驚きが潜む

手渡しの「うに」など握り8貫を堪能し、コースも締めくくりに入った頃に登場するのが「かんぴょう巻き」。

一見、普通のかんぴょう巻きに見えるが、なんとオリーブオイルで味わうというから驚かされる。意外な組み合わせだが、これが相性抜群!

つまみにもなるよう甘さ控えめで食感を残したかんぴょうに、オリーブオイルの酸味と香りがそっと寄り添い、新しい味わいを楽しませてくれる。

西麻布交差点から徒歩3分ほどの住宅街に位置

気の置けない仲間や家族と訪れたい特別な場所

『鮨十』が目指すのは、ゲストを第一に考えたお店作り。カウンター鮨でありながら、お子様連れも歓迎というのも、嬉しい心遣い。

「今夜は肩肘張らず、美味しいつまみと握りをゆったり楽しみたい」、そんな日にこそ『鮨十』へ足を運んで欲しい。

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