女子高、ママ友社会、看護師やCAなどの女性が多い職場。
世の中に様々な集団は存在するものの、それが「女の世界」となると、多くの人はあるイメージを抱く。
—女の敵は女。
そう、まるで女社会は厄介なものだというレッテルを貼られてしまうのだ。
この物語は、化粧品メーカーに勤務する主人公が奮闘するストーリーを通じて、「女社会の実情」を描いたものである。
ここは、女たちがスペックを振りかざす孤軍奮闘のマウンティング社会でしかないのか?それとも…。
◆これまでのあらすじ
社会人4年目を迎えた彩乃は、大手化粧品メーカーの営業部門から、女たちが集う開発部門へと異動となる。
美しく華麗な女たちが集うチームに途惑う彩乃に対して、早速上司から、メイクについて指摘が入ってしまう。
しかし「自分をより良く見せたい」という思いには共感する彩乃。そんな時、同じ大学に通っていた隆史と再会し、デートに誘われて…。
初夏の光が差し込む日曜日の朝。いつもは眠い目を擦りながら起きるのに、この日の彩乃はすぐに目が覚めた。
朝から心が弾んでいることに気が付く。それもそのはず、今日は大学の同級生・隆史とのランチの約束が入っているのだ。
ー2人で食事なんて初めてだから、これってデートってこと?
......
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この記事へのコメント
こいつら仕事しとるんか?