心の安らぎのため、人は愛を求める。
しかし、いびつな愛には…対価が必要なのだ。
―どこへも行かないで。私が、守ってあげるから。
これは、働かない男に心を奪われてしまった、1人の女の物語。
◆これまでのあらすじ
IT企業で働く31歳の川辺望美は、役者志望のヒモ・ヒデにお小遣いを与えながら、苦い過去を思い出すのだった。
「望美はもっと、先進的な考えの女性かと思ってた」
それが2年前、上岡と別れる時に言われたセリフだ。
上岡が望美の勤めるIT企業に転職してきて以来、2年半の付き合い。望美は29歳。上岡は42歳。望美が上岡に対して言った「結婚のこと、どう考えてる?」という質問は、ごく当たり前......
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この記事へのコメント
しかも役者志望で、女の人もホイホイ寄ってきそう