
ダメ男にお小遣いを与え続けるアラサー女子。働かない男に対しての本心は
心の安らぎのため、人は愛を求める。
しかし、いびつな愛には…対価が必要なのだ。
―どこへも行かないで。私が、守ってあげるから。
これは、働かない男に心を奪われてしまった、1人の女の物語。
◆これまでのあらすじ
IT企業で働く31歳の川辺望美は、大の男嫌い。会社の後輩である凛とは、飼っている猫・ヒデの話で盛り上がっていたものの、自宅で望美を待つ「ヒデ」は猫ではなく、無職の美男子なのだった。
「望美さん。のーぞーみさーん。いい加減起きようよ〜」
1LDKのキッチンから、呆れたようなヒデの声が響く。
「うう…ん、もうそんな時間…?」
土曜日の午前10時半。とてつもなく朝に弱い望美は、休日となれば何時まででも眠れてしまう。ヒデの呼びかけに、まるで寝言の延長の......
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