格差婚~僕の3倍稼ぐ妻~ Vol.4

「女だから外された…?」体育会系男に仕事のチャンスを奪われた、バリキャリ女の苦悩

夫は外で働き、女は家庭を守るべき。

自分は、共働き賛成、バリバリ働く妻・大歓迎。

しかし、自分よりも圧倒的に稼ぐ妻を持ってしまったら…?

すれ違っていく、金銭感覚、価値観、ライフスタイル。

超ハイスペ妻と結婚した夫は、一体どうなる…?

◆これまでのあらすじ

昇進を言い渡された康太。玲に報告するが、なんと玲も昇進が決まったという。これまでだったら素直に喜べたはずなのに、今回ばかりはなぜかモヤっとした気持ちになる康太だが…。


「そういえば」

ある休日。

ブランチに出かけた近所の『ザ シティ ベーカリー ブラッスリー ルービン 赤坂』で、読書をしていた玲が話しかけてきた。

「来月、メキシコに出張になるかも。今担当しているメーカーの工場の現地視察で」

−メキシコ…?

康太の脳裏に、“麻薬”“銃撃戦”“治安悪化”などの文字がフラッシュバックする。

つい最近、メキシコの治安悪化が深刻な問題になっていると新聞で読んだばかり。一般市民が巻き込まれたという事件の記事を読み進めていくうちに、あまりの凄惨さに気分が悪くなったほどだ。

−そんなところに、玲が行くのか…?

仕事に必要な出張とはいえ、快く送り出せるわけがない。

しかし、困惑する康太を横目に、玲は「帰り、ニューヨークにでも寄ってこようかな」などと呑気なことを言っている。

「その出張、断れないの?」

行って欲しくない一心で康太が口を開くと、玲が怪訝そうに「なんで?」と聞いてきた。

「正直治安も心配だし、他の人に代わってもらえるならと思って…」

康太が弱々しく答えると、玲は「それなら大丈夫よ。セキュリティ対策万全だから」と、何でもなさそうに答えた。

−そういうことじゃなくて…。

康太は、自分の気持ちをどう伝えたら良いか、頭を悩ませた。

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