深夜0時の分岐点 Vol.3

「デートするのも面倒」人の粗を探してカリカリしていた女が、優しくなれたワケ

午前0時。
シンデレラの魔法が解け、現実に戻るように…

27歳。
学歴良し、勤め先良しの男女が送る夢のような日々は、27歳で現実を迎える。

様々な選択肢が押し寄せてくる頃。

魔法が解けた時、彼・彼女は一体どんな選択をするのだろうか。

前回は、彼氏に執着することをやめて自分らしくいることを取り戻した菜月を紹介した。今回は…?


午前0時。

「もうこんな時間...」

聡子が数時間ぶりにPCから目を離してフロアを見渡すと、まだ火曜日だというのに、編集部には半分以上の人が残っていた。

こんな生活を続けて早5年。

入社2年目の夏、彼に言われた「聡子は、女の子として強すぎる」という別れの一言。あれ以来、忙しすぎて彼氏を作る暇もなかったし、まともに休みも取れていない。

帰るのが早くてもお給料が低いなんて耐えられない。ダサいおじさんに囲まれてつまらない仕事をするのも無理。そんな意地で入った会社だったが、その選択が本当に正しかったのか、聡子には時々迷う瞬間があった。

-でもいつかきっと、これで良かったって思えるはず。

いつものように自分に言い聞かせながら深く深呼吸をしていると、机の上のスマホ画面が光った。

-莉奈:明日、どこにしよう〜

-聡子:あ、もうお店決めてある!ここに11時ね!

【深夜0時の分岐点】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo