格差婚~僕の3倍稼ぐ妻~ Vol.2

「妻の収入をアテにする男と一緒にするな」夫のプライドを打ち砕いた禁句とは?

夫は外で働き、女は家庭を守るべき。

女性の社会進出が進んだ現代において、そんな考えは時代遅れで、古臭い。

自分は、共働き賛成、バリバリ働く妻・大歓迎。

そう思っている男性は多いだろう。

しかし、自分よりも圧倒的に稼ぐ妻を持ってしまったら…?

徐々にすれ違っていく、金銭感覚、価値観、ライフスタイル。

超ハイスペ妻と結婚した夫は、一体どうなる…?

◆これまでのあらすじ

超ハイスペ妻・玲の「育休取ってくれる?」という発言に違和感を感じ始めた康太。そんな中、今日は玲の友人のベビーシャワーが行われるが…?


−全部でいくらかかってるんだ…?

玲に頼まれて、業者の作業に立ち会っていた康太は、装飾されたパーティールームの様子に呆然とした。

ブルーとホワイトのバルーンが大量にプカプカと浮いており、壁には花のガーランドが飾られている。

テーブルにはレストラン顔負けのおしゃれなカトラリーやグラスが並んでいる。

さらにここには、今日のために特別に頼んだという豪華なケータリングが並ぶらしい。ホームパーティーの域を超えた有様に言葉を失っていると、装飾業者のスタッフが話しかけてきた。

「ダイパーケーキ、どちらに置きましょうか?」

−ケーキ?ケータリング業者はまだのはずだが…。

なぜ装飾の業者がケーキを?と不思議に思ったが、「とりあえず冷蔵庫に入れておいたらどうでしょう?」と、笑顔で答えた。

すると、スタッフは申し訳なさそうに「あっ、こちらのことです…」と、リボンが巻かれた、謎の白いタワーを指差した。

「え、あ、はい!? って…、それ何ですか?」

動揺のあまり、思わず声が裏返ってしまった。ケーキ=甘くてフワフワした食べ物という認識は、どうやら間違っていたらしい。

「日本流に言えば、おむつケーキですね。ケーキ型に紙おむつをデコレーションしています。安産祈願のプレゼントとして人気なんですよ」

−へ、へえ…。

康太は、カルチャーショックを受けながら、ケータリングが届くのを待った。

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