格差婚~僕の3倍稼ぐ妻~ Vol.1

格差婚~僕の3倍稼ぐ妻~:夫の年収680万、妻2,200万。超ハイスペ妻と結婚した男が受けた、強烈な洗礼

夫は外で働き、女は家庭を守るべき。

女性の社会進出が進んだ現代において、そんな考えは時代遅れで、古臭い。

自分は、共働き賛成、バリバリ働く妻・大歓迎。

そう思っている男性は多いだろう。

しかし、自分よりも圧倒的に稼ぐ妻を持ってしまったら…?

徐々にすれ違っていく、金銭感覚、価値観、ライフスタイル。

超ハイスペ妻と結婚した夫は、一体どうなる…?


「今日は寒いし、夜ご飯にお鍋でもどう?俺、準備しておくよ」

康太は、慌ただしく外出の準備をしている妻・玲(れい)に話しかけた。

彼女は、さっきからドレッサーの前で、香水をつけたり、仕上げの口紅を塗ったり、忙しそうにしている。

「ありがとう!今日は友達とランチの後、ヘッドスパの予約をしてるの。ちょっと買い物もしたいし…帰ってくるのは18時過ぎかな」

「りょーかい」

康太が洗い物をするためキッチンに戻ろうとすると、ピーッピーと、洗濯が終わったことを知らせる音が鳴った。

「あっ!やっちゃった…もう出る時間なのに」

玲が小さく声を上げた。どうやら、洗濯機を回したことを忘れていたらしい。

「俺やっとくから。大丈夫だよ」

申し訳なさそうに手を合わせる玲に向かって、「いつものことじゃん」と、茶化すと「ごめん…」と、小さく呟いた。

「そうだ、今日は寒いからね。ダウン出しておくよ」

そう言って康太は、コート掛けからモンクレールのダウンを取り外し、ソファの上に置いた。

玲には、天気予報をマメに見る習慣がないらしく、毎日康太がチェックし、服装のアドバイスや傘の要・不要を教えているのだ。

「ありがとう、助かる!」

我が家は、自分が妻の苦手分野をサポートすることで成り立っている。康太は、バタバタと忙しそうに動き回る玲を見ながら、幸せを噛み締めた。

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