2019.12.16
白味噌の優しい甘みがシャンパンを進ませる罪な鍋『鮭殻荘』
2014年オープンした鮭が主役の魚介ビストロ『鮭殻荘』。当然、鮭を使った北海道の鍋料理として有名な「石狩鍋」もオンメニュー。
鮭の身のぶつ切り、中骨などのあらのほか、甘みをもたらすキャベツ、じゃがいも、人参など石狩直送の野菜やつきこんにゃく、豆腐も入って具だくさん。
昆布だしベースで、味付けは白味噌。煮立て過ぎないことでコクはあるけどあっさりとした味わいで、繊細な泡と好相性。
サーモン色のロゼワインも揃っているから、2本目はそちらにシフト、もまた楽し。
季節を感じさせる魚をおまかせで『喰切料理 一楽』
「今日はとびきり旨い魚が食べたい」。そんな気分の夜に迷わず目指すべきはこの店だ。
駅前から新橋柳通りを抜けて、新虎通りの手前の区画は、1本中に入ると驚くほど静か。そんなブロックにある『喰切料理 一楽』は、戦後に焼き鳥店として誕生。
先代が、昭和63年から魚料理の店へと発展させ、現在に至る。
店の風情は、歴史の長さを物語るように“いぶし銀”という形容が似合うが、一歩中に入れば、飾らないアットホームな雰囲気。
板場の臨場感がたまらないカウンターのほか、テーブル席や座敷もあり、使い勝手も良い。 新橋の中心部からはやや離れているこの場所で暖簾を守り続けているということは、確かな実力があってこそだろう。
現在の店主・山岸俊徳氏が料理長を務めて17年。毎朝築地に通い、旬の魚介類を厳選している。 この日も、イキのいいヤリイカや、刃物のように艶やかに光るイサキなどが店先にひしめく。
季節によってメニューは変化するが、「鱧しゃぶ」を味わえるコースが人気。冬の時期はアンコウ、クエ、皮まで美味しいふぐちりがお勧めだ。
コースには、ムラサキウニとバフンウニの食べ比べなど趣向を凝らした品も登場する。
しかも、ひと口大の白飯が添えられ「殻の中でウニと混ぜてお召し上がり下さい」と山岸氏。これは憎い演出。ふたりそろって、思わず顔がほころぶ。
そして〆は、鍋だしを餡にして揚げたてのおこげにかける、独創的な一品。目の前で仕上げるプレゼンテーションも相まって、満足度は最高潮。
静かに、季節の美味を味わい尽くす。大人の贅沢だ。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
この記事で紹介したお店
鮭殻荘
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