2019.11.14
Love Letters Vol.7あなたは、誰かにラブレターを送ったことがありますか?
文字に想いをしたためて、愛する人に贈る言葉。
手紙、メールやLINE…方法はいろいろあるけれども、誰かを愛おしいと思う気持はいつだって変わらない。
側にいる大好きな人、想いを伝え損ねてしまったあの人に向けて…。
これは、読むと恋がしたくなる「ラブレター」にまつわる男女のオムニバスストーリー。
「Love Letters」一挙に全話おさらい!
第1話:「ずっと我慢させてたなんて…」。子供を望む夫の夢を、叶えられない妻の苦悩
“台風のせいで、日本は週末まで雨らしいよ。帰国便ちゃんと飛ぶかな?”
心配性の夫からのLINEに、美希子の胸はちくりと痛む。いつもなら即レスする夫からのメッセージだが、今は返信する気になれない。
イスラエルでの2週間の出張は、明日で終わる。
散らかった部屋の荷物を集めて、スーツケースに詰め込まないといけないのはわかっている。しかし、先程上司から打診されたイスラエル赴任のことで、美希子の頭はいっぱいだった。
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第2話:残業を装い、女と密会していた夫。彼を一生後悔させた、妻が下した想定外の決断とは
—美希子:夫とのこと相談にのってくれてありがとうございました。帰ったら、彼にちゃんと話をしてみます!
2週間のイスラエル出張を終え後輩の美希子が帰国した。夫との関係で悩んでいたはずの彼女が空港から送ってきたLINEを読み、僕は思わず“やれやれ”と呟いてしまった。
外を見ると今日も太陽が異常に大きく見える。イスラエルに赴任して、早2年が経つ。乾いた土の匂いと石畳の冷たさと、人々の熱気が入り混じる街。大声で話す人々に、混沌とした情勢にもようやく慣れてきた。
「なぁ遥。今日も外は騒がしそうだよ」
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第3話:“幸せな夫婦”だと信じていたのは、夫だけ。ある日突然、妻が消えた理由とは
「検査の結果、余命宣告をせざるを得ません。長くて…1年というところでしょう」
医師は、本当に、残念です、と付け加えたけれど、なんというか、とても現実味がなく聞こえた。私の名前は、田中遥。ちなみに、34歳になったばかりだ。
「よ、めい…というのは、私の?私が、あとどれくらいの時間生きていられるか、という話でしょうか?」
思わず聞き返した私に、医師は頷き、もう一度、残念ですが、と言い、詳しい病状の説明を始めた。
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第4話:「キスまでしたのに…」デート後、彼が急に冷たくなり困惑した女。男の真相とは
萌が電車から降りる直前に、藤木はパンダのキャラクターが描かれた袋に入ったクッキーを手の平に乗せてくれた。萌はそれを両手で包み、閉まりそうになるドアをすり抜けるようにして慌てて電車を降りた。
駅のホームでペコリとお辞儀をした萌を、彼は笑顔で見送る。気づくと心臓がドキドキと鳴っていた。その高鳴りの正体を、その時の萌はまだ気付いていなかった。
その日以来、萌の方から会社で話しかけるようになった。そのうち、彼も会うと出張の話を聞かせてくれたりするようになった・・・それは1日1度あるかないかの些細な会話だったけども、彼に対する構えは徐々になくなっていった。
そして、仕事では精力的に人と関わり進めていく彼の姿に、自然と惹かれていった。
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第5話:「それでも君が好きだった」既婚の上司が会社PCに残した、秘密のメールの中身
−やば。見られていたのか。
確かに今日、私は始業時刻に5分遅刻した。しかし誰にも見つからぬようそっと自席にバッグを置き、中から化粧ポーチだけを抜き取って、そのままお手洗いに走った。
そして何食わぬ顔で…つまり「私はお手洗いに行っていたのよ」という表情で再びデスクに戻ってきたのだ。
まさかその一連の行動を野村に見られていたとは…。
第5話の続きはこちら
第6話:「妻の前でも、他の女のことを考えてしまう」浮ついた男を改心させた、ある出来事
酒が入っていたからといって…あんなメールを送ってしまった時点で、僕はすでに親父と同類なのかもしれない。今回のことで、いやというほど痛感した。
年甲斐もない恋愛ごっこに興じてしまう最低な男の遺伝子は、間違いなく僕の中に存在するということを。
いつかこの呪縛のような遺伝子に翻弄されて、本当に梨々香を傷つけてしまったら…。
恐ろしさに足元がぐらついたような気がして、僕はすがるように梨々香の長い髪の毛をそっと撫でた。
第6話の続きはこちら
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