あなたは、誰かにラブレターを送ったことがありますか?
文字に想いをしたためて、愛する人に贈る言葉。
手紙、メールやLINE…方法はいろいろあるけれども、誰かを愛おしいと思う気持はいつだって変わらない。
側にいる大好きな人、想いを伝え損ねてしまったあの人に向けて…。
これは、読むと恋がしたくなる切なくて甘い「ラブレター」にまつわる男女のオムニバスストーリー。
今週の主人公は、前回の主人公田中悠人の別れた妻・遥。あのラブレターの背景にあった妻の切ない思いとは…。
「検査の結果、余命宣告をせざるを得ません。長くて…1年というところでしょう」
医師は、本当に、残念です、と付け加えたけれど、なんというか、とても現実味がなく聞こえた。
私の名前は、田中遥。ちなみに、34歳になったばかりだ。
「よ、めい…というのは、私の?私が、あとど......
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この記事へのコメント
東カレに何人ライターがいるのかわからないけど、推しライター中心に読めたらいいなと思う。ライター毎に作風違うだけじゃなくてコメント欄の雰囲気も違うし
でも、素直に甘えることは、もっと大切。