「彼女と別れたことになっていますが、実は・・・」イケメン開業医が抱える、女性問題とは

不倫と変わらない関係


結局、親の猛反対の末、彼女との結婚を諦めたという。

「親が反対したまま無理やり結婚したところで、家族経営のようなクリニックをうまく運営できるとも思いませんでしたし。何よりも、彼女につらい思いをさせてしまうだけだと思ったので。

もし、僕が一般企業勤務とかだったら親なんて関係ないといって反対を押し切ってでも結婚したのかもしれないですが。そういうわけにもいかなかったです」

「でも、実は…」と大輔さんは、と切り出してくれた。

「対外的には、彼女と別れたことになっていますが、彼女とまだ続いています」

一旦2人は別れたそうだが惹かれ合っていることは変わりなく、1年ほどしてから再び連絡を取り始めた。付き合っているということは公にせず、こっそり会っているとのこと。

「親がうるさいので、表面的には婚活していますけど。お見合いしたりパーティーに行ったりと。でも結局好きになれず、付き合うまでには至らないですね」

最近は、この関係が八方塞がりのように感じてしまうことがあるそう。

「結婚できないのに付き合っている訳ですから、言い方は悪いですけど不倫と変わらないなと思ったりして。別れなきゃと思っているのに離れられない…」

大輔さんは、少し切なそうに語る。

「結局は、心のどこかで親に反発しているのかもしれません。結婚相手くらい自分で選びたいという思いなんでしょうね」

小学校から大学までエスカレーター式で、何不自由なく暮らすことができたことに感謝していると言いつつ、自分の意思で人生を選択する余地がなかったことに対する不満があるようだ。

「医者になることも生まれた時から決まっていたようなもので、疑問に思うこともなく、そういうものだと育てられましたからね。

だから、潜在意識の中で親が納得しない人を選びたいのかもしれないです。…僕の選ぶ人を信用して欲しいという気持ちもあります」

そう言いながら、大輔さんは独り言のように、最後にこう言った。

「もう一度親に紹介してみようかな。そろそろ諦めて許してくれないかな」

大輔さんがなぜ結婚しないのか、の答えは『好きな人と結婚したいが、親が反対するため』であった。


▶Next:11月7日 木曜更新予定
広告代理店勤務の男性が登場。彼は、結婚相手に求めるものとは?

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