オトナの恋愛塾~解説編~ Vol.80

2年交際して、男に「彼女と結婚はしたくない」と思わせてしまった女の行動とは

解説1:最初は、本当に結婚する気だった。


陽子と出会ったのは、友人の紹介がキッカケだった。僕の好みを熟知している友人からの紹介ということもあり、綺麗で優しくてよく笑う陽子に、僕はほぼ一目惚れだった。

「陽子ちゃん、彼氏と別れたんでしょ?だったら、いいじゃん。俺と付き合おうよ」

最初、彼女は拒んでいた。しかし何度もしつこく諦めずに食事に誘い続けていると、ついに陽子もこちらを向いてくれたのだ。

あまりにも嬉しかったので、僕の真剣度を伝えるために、最初からきちんとこう言っていた。

「結婚を視野に入れて付き合ってほしい」

この時は、本気だった。

あれは、交際当初デートをしていた時のこと。週末に銀座でデートしていたのだが、目の前では家族連れの子供達が元気良く走り回っている。

「すごいね、子供って元気だよね」

僕は子供が好きだった。陽子はどうだろうか…そう思い隣を見ると、陽子もニコニコとしている。

「俊介って、子供好きなの?」
「うん、好きだよ。陽子は?将来、何人くらい欲しい?」
「そうだね〜1人でいいかな。子育てって大変そうだけど、俊介との子供は絶対に可愛いよね」
「それは間違いない。しかし子育てしてる人たちって本当に尊敬するよな」

この時の未来像に、陽子はいた。僕の脳内では、彼女と幸せな家庭を築く夢が膨らんでいた。


そして予約していた店で食事を終え、僕たちは手を繋ぎながら帰路につく。

「俊介、今日もご馳走様でした! 少し払おうか?」
「いやいや、いいよ」
「そう?ありがとう。それにしても今日の中華、美味しかったね〜。ちょっと出てくるのが遅かったけど(笑)」

残念ながら陽子の言っている通りで、美味しかったのだが注文した食事が出てくるのがとても遅く、彼女が少しイライラしているのが分かった。

予約した身としては申し訳ないと思いながらも、笑顔でごまかす。

「本当だね(笑)まぁ美味しかったら良しとしようよ。陽子、今夜もうち泊まっていく?」
「うん、今日も泊まらせてもらおうかな。俊介の家の方が広いし、会社も近いしね。置いている洋服があるから、明日はそれ着て出勤しようかな。いつもありがとう」

僕たちは“結婚するまで同棲はしない”と決めていた。何となくケジメをつけたかったし、お互い慣れあって怠慢になるのが嫌だったからだ。

しかし、この時の僕は、陽子の事が大好きで気がついていなかった。

同棲していてもしていなくても、2年も経てば“好き”の魔法なんてアッサリ解けることに。

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