日々、新しいショップやレストランがオープンし、アップデートを繰り返す街・東京。
東京で、そのすべてを楽しみつくそうとする女を、時として人は「ミーハー女」と呼ぶ。
ミーハー女で何が悪い?
そう開き直れる女こそ、東京という街を楽しめるのだ。
PR会社に勤務するミハル(27歳)も、最新のものをこよなく愛する「ミーハー女」である。
ただミハルの場合は、恋愛においてもミーハーであり、それが人生を少しだけハードモードにしていたのだ。
◆これまでのあらすじ
商社マンからデートをドタキャンされたミハルの前に現れた匠。匠から、女としてのダメ出しをされて落ち込むミハルは、彼に連れられるまま、ある場所を訪れる。
夕暮れ時、煌びやかな銀座の街を、匠とミハルは歩いていた。
ブランドの路面店に立つ、モデルのような佇まいのドアマン。ピカピカに磨かれたショーウィンドウに並ぶ、新作のコレクション。
銀座という街は、東京のどこよりも、イイ女になった気にさせてくれる。
ミハルがショーウィン......
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