ロマンスが恋しくて Vol.11

「一生独身かと思ってました」。33歳の後輩女子から、痛烈な一言を言われた41歳の女

いつの頃からか、「婚活してるの?」とすら聞かれなくなった。

幸せになりたいと願う気持ちは、何歳になっても変わらないのにー。

35歳を過ぎてから「独身」がコンプレックスとなっていく女。婚活歴15年の山崎真理子も、まさにそういう女だった。

顔は悪くない、性格は難なし、仕事は順調。結婚願望は今もある。

―40歳になったって、恋愛も結婚も仕事も、諦めたくない。

これは、年齢を重ねるにつれて“幸せになること”を諦めかけていた女が奮起し、幸せ探しを再スタートする物語である。

大手飲料メーカーでPRの仕事をする真理子は、後輩の心ない一言で撃沈し、それをバネに幸せを必ず掴むという決意をした。気がつけば、年下の上司・黒田に少しずつ惹かれ始める

真理子は、一人旅でやってきたニューヨークで宏人と出会い、急速に距離を縮め、ついには最終日にプロポーズされた。

宏人を受け入れることに決め、日本に出張中の彼にその意思を伝えたが…。


「お先に失礼します!」

金曜19時、なんとか定時前に資料をまとめ終えて立ち上がった真理子を、ひなのが呼び止める。

「お疲れ様です。真理子さん、何かあるんですか?もしかしてデート?」

ひなのは、何も考えてなさそうで意外と勘が鋭いところがあるのだ。

まさにこれから......


この記事へのコメント

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No Name
結婚しなよ。時間ないよ(笑)。でも両親初対面でフレンチとか懐石は長時間過ぎるから重荷だって。まずは温泉に行けばいいのに、なんでこれをぶっこむかなぁ、、、。
2019/09/03 05:1899+返信4件
No Name
プロポーズ断った事は早く言わなくっちゃ!
2019/09/03 05:1899+返信4件
No Name
不惑を過ぎて優柔不断。
ひなのの発言に否定もできず
「違うんです」
「違うんです」
しか口を挟めない発言力の無さ。

ハッキリ言わない人って何考えてるかわからないから、逆に怖いよ。
2019/09/03 06:3399+返信6件
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