婚約破棄 Vol.5

「彼、他に女がいたの…?」男のためにキャリアを捨てた結果、フリーターになってしまった女の悲劇

女にとって、人生で最も幸せなときと言っても過言ではない、“プロポーズから結婚まで”の日々。

そんな最高潮のときに婚約者から「別れ」を切り出された女がいる。

―この婚約は、なかったことにしたい。全部白紙に戻そう。

澤村麻友、29歳。

夫婦の離婚とも、恋人同士の別れとも違う、「婚約解消」という悲劇。

書類の手続きもない関係なのに、家族を巻き込み、仕事を失い、その代償はあまりにも大きかった。

ーさっさと忘れて先に進む?それとも、とことん相手を懲らしめる?

絶望のどん底で、果たして麻友はどちらの選択をするのか?


婚約破棄のショックで酔いつぶれた翌日、ついに事実を両親に告げた。どっと疲れた麻友に、因縁の男・吉岡誠司から電話がかかってくる。

昨晩、麻友の部屋に行ったと告げる吉岡だが、一体何があったのか思い出せない麻友はパニックに陥るのだった。


「吉岡さんは、どうして弁護士を目指そうと思ったんですか?」

助手席の麻友は、運転席の吉岡に半分背中を向けて、窓の外を見ながら聞いた。

結局家まで送ってもらうことはせず、近くでお茶をしようと麻友は提案したのだ。吉岡の行きつけの店まで車に乗ったものの、昨夜の話に触れるのが怖く......


この記事へのコメント

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No Name
見ていてイライラしかしない。一方的に別れを告げたのであれば、代償を追わなきゃいけないことくらい本人もわかっているはず。権利は主張すべきだし、ここで一区切りしっかりつけておかないと後々後悔するだけ。男はラッキーくらいにしか絶対思ってない。
2019/08/28 05:1899+返信6件
No Name
う…吉岡さんのサーファーというギャップ、まんまと突き刺さってしまった!エリートなのにプライベートは湘南スタイルにハイエース…嫌いじゃない(笑)
2019/08/28 05:3899+返信15件
No Name
婚約破棄というひどいことをされても、「自分に原因がある」とか「もう傷つきたくない」といって何もしないのってなんとなくわかる。賠償請求とかするべきだと頭ではわかってるけど。だから周囲の人が客観的にアドバイスしてくれるのはいいこと!
2019/08/28 05:0999+返信6件
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