すりガラスの向こう側で繰り広げられるのは、ふたりを近付ける究極の焼肉体験!


こうして考えてみると、焼肉の世界も色々と変わってきた

多様性が出て、たとえば塩でいい肉を食べる流行りも起こったりもした。

それがここ最近、タレ焼肉の反撃が始まっている。

なぜ、再びタレ焼肉なのか?

タレ焼肉を欲するカップルのデートから、その衝動の理由をお伝えしよう。


本能に抗えない女子の表情に萌えた、西麻布の夜

この物語の主人公:山川陽介さん(29歳)

外資系コンサルタント会社勤務。趣味はゴルフ、よく行く旅先はタイのリゾート。輸入肉よりも和牛が好きで、都内の焼肉店にはかなり詳しい。つき合って1年になるPR会社勤務の彼女あり。


人生で最初の肉の思い出はタレ焼肉だった。

子供ながら、その美味しさに衝撃を受けた。

いわばタレ焼肉は焼肉の原点で、日本人ならほとんどの人がそうだと思う。

高級和牛ばかり使って塩で食す店もあるが、結局のところタレ焼肉に戻ってしまう。

つき合って1年になる彼女も同じ嗜好だ。

とはいえ、大人になって食べるのは昔のままのものでなく、進化したタレ焼肉。

嬉しいことに近頃そういう店が増えていて、その最たる店、いま1番のお気に入りが西麻布交差点からほど近い『誇味山』だ。

最初は男友達と訪れ、食べてすぐに「彼女を連れてきたい!」と強く感じた。

長期出張明けの金曜に焼肉デートに誘うと、彼女は即答でOK。

久しぶりに会うことと、きっと喜んでくれるだろうという予感で心がはやる。

待ち合わせは19時半。

外苑西通りに面しながらも、外からはすりガラスで店内が見えない仕様だ。

入り口も奥まっていて、落ち着いて食事できる。

肉は店主が焼くスタイルで、8席のカウンターと、扉を隔ててふたつの個室を用意。

今日は焼肉では珍しいカウンターをチョイスした。

店に入りコースで16種類もの部位が提供されると知った彼女は、その時点でテンションが右肩上がり。

肉好きの間で一目おかれている和牛名人による焼肉は、ひと皿目から僕たちを感動させた。

完全にスイッチの入る、圧倒的な旨さ。

続く両面を軽く焼いたレバーの舌触りと甘さにも、本能が揺さぶられた。

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