港区モード Vol.5

One day:28歳の男が人生最悪の日に見つけた、小さな希望

子供の頃に憧れたヒーローは、長いマントを靡かせ、太陽に向かって堂々と立っていた

ヒーローの真似をして、バスタオルを肩にかけ、扇風機の風を目一杯浴びていたあの日ー

僕は無敵だった

けれど大人になって出会ったヒーローは

ミッドタウンを象徴する、ブロンズ製の彫刻に寝そべっていた



自由な大人って、何だろう


僕のヒーローは、漆黒のパーカーを纏いスマホだけを持って、六本木のビル風の中を颯爽と歩いていた

僕がなりたい、“リアル”なヒーロー

楽しげで、すれ違う人みんなに声をかけられ、時折真剣な眼差しを見せる

何にでも正々堂々と立ち向かえるような強さを秘めた、立派なヒーローだ


思えばスーツ以外の洋服なんて、もう1年以上買っていない

—なぜ?

それは…

ステレオタイプな型にハマろうとしていたのは、僕自身だ

僕も、あんなパーカーを買いに行こう

大人になった僕は、バスタオルでヒーローの真似をしなくてもいいんだ



使い古された言葉でもいい

昨日の失敗は明日の成功に続く、ただの通り道だ

好きなあの子を、デートに誘おう

報われるまで、やり続けよう

僕もいつか、誰かのヒーローになろう


新しいことをしよう 新しい自分になろう


それを纏えば、ドラマが生まれる

港区モード。



▶NEXT:7月2日 火曜更新予定
鮨屋で出会う、港区モード


今週の港区モード:「ラルフ ローレン パープル レーベルのパーカー」


休日、ふらりと訪れた東京ミッドタウン。コレといった目的があるわけじゃないけれど、近所だからついつい来てしまうこんな場所に相応しいのは、リラックスした雰囲気なのにどこかラグジュアリーなオーラが漂う黒のパーカーだ。

パーカー¥77,000 ショーツ 42,000円 スニーカー 80,000円〈すべてラルフ ローレン パープル レーベル/ラルフ ローレン0120-3274-20〉


この手のアイテムはどちらかといえばワンマイル ウエアやスポーツウエアというイメージの強いが、ブランドのハイエンドラインとして知られる〈ラルフ ローレン パープル レーベル〉のパーカーはひと味違う。

裏起毛になっていて着心地も快適そのものだし、フード部分に同色でブランドのレタリングが刺繍されているから、ラグジュアリーな雰囲気もたっぷり。

この記事へのコメント

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田舎者
船田さんのかっこよさの話か!!あれ?
2019/06/25 05:3766
No Name
今回のはカッコいいと思う前に、ヒーローポエムと船田さんの写真の組み合わせに吹き出してしまいましたw
ミッドタウンの彫刻にあんな風に寝そべってる人いたら三度見くらいしちゃいそうw
カッコいいんだけど・・すみません!w
2019/06/25 10:4852返信2件
No Name
ラフな格好なのに、気品漂います✨
今日もふなきゅんが止まらない💓
2019/06/25 07:0839
もっと見る ( 35 件 )

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