2019.08.20
スーパーカーの助手席に乗る女 Vol.1若くしてポルシェを手に入れた、一般家庭出身の男
「彼と出会ったのは学生の頃。私は札幌から上京後、京王線沿いに1人暮らしをしていて、彼は実家暮らしでした。彼の実家ですか?神奈川の郊外の一軒家で…お父さんは公務員だと聞いています。」
普通の家庭で育った1つ年上の彼は、小さい頃からポルシェに憧れを持っていて「いつかポルシェに乗るんだ」と幼い頃からコツコツと貯金をしていたそう。
そして彼は社会人2年目にして、ついにポルシェのエントリーモデルであるボクスターという名の中古車を300万円弱で手に入れた。
白いボディにベージュ色のシートのオープンカー。ポルシェだとすぐに分かる愛嬌のある丸目のフロントライト。そのボクスターという彼が選んだ車を、彼女はひと目で気に入ったという。
「でも…。そのボクスターというポルシェが、彼の人生を大きく変えてしまったのです」
当時、彼の仕事は個人医院をメインの営業先とするMR。
彼が中古のポルシェを手に入れたという話をすると、今まで不愛想だった医師達が「今時の若者で車が好きとは珍しい」と驚きながらも笑顔で歓迎してくれたという。
そして営業先のいくつかの医院でとても可愛がられるようになり、医師達に誘われ、週末はツーリングというポルシェなどの外車ばかりを連ねて走るドライブに行くようになっていた。
その集まりの中で彼は一番若く年下というのもあり、自らツーリングのルートを企画したり、持ち前のフットワークの良さを活かしてメンバーと連絡を取り合い、日程や食事の場所を調整したりするようになった。
「もともと私たちは車を持たない学生の頃から、ポルシェを買ったらどこをドライブしょうかと旅行誌を見て2人で盛り上がっていたんです。
私も彼の企画に合わせて、広い駐車場を持つ素敵なお店をネットで探したり、ツーリングの様子を写真に撮ってデータにして皆に配ったり…そうやって一緒に楽しんでいました」
2人が企画したツーリングは仲間に好評だった。
そして彼は持ち前の明るさと礼儀正しさから、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーに乗る年上の医者や経営者達にとても重宝がられるようになっていったという。
「そんなある日、彼はフェラーリに乗るIT機器のリース会社を経営する方に、うちの会社にこないか?と声を掛けられたんです」
そして転職後、彼は新しいステージでめきめきと頭角を現した。
【スーパーカーの助手席に乗る女】の記事一覧
2019.10.01
Vol.8
「気がつけば、男女の仲に...」男の巧妙な手口に洗脳され、家族にまで見捨てられた32歳女の事情
2019.09.30
Vol.7
数千万を超す車のシートに座る女の生態とは?明日で最終話!「スーパーカーの助手席に乗る女」総集編
2019.09.24
Vol.6
「こんなはずじゃなかった…」12歳年上の開業医と結婚し、悠々自適生活に憧れていた女の誤算とは
2019.09.17
Vol.5
毎回乗ってくる“車と男”が違う人妻。彼女が選択した、幸せの形とは
2019.09.10
Vol.4
「他の人では、満たされない…」既婚男に、アッパーな世界を教えられた26歳料理家の憂鬱
2019.09.03
Vol.3
「結婚しない関係を選びました」男を見抜くプロが行き着いた、究極の関係とは
2019.08.27
Vol.2
「“超”高級車に乗る男は、必ず私の隣にやってくる」27歳・普通の女が、お金持ちを捕獲する方法
おすすめ記事
2015.12.13
東京DINKS
東京DINKS:結婚生活とシングルライフ。両方のイイとこ取りをする男女
- PR
2025.03.21
外食続きで疲れ気味…?グルメな東カレ編集者が絶賛する“美味しいエネルギーチャージ法”
2020.06.24
夏の恋
夏の恋:「東京オリンピックに一緒に行こう」と誓い合った男と女。7年越しの約束の行く末は?
2021.08.17
#美ごもり
社内恋愛中の彼氏が浮気していたのは、5歳下の後輩。その女を妊娠させてしまい…?
- PR
2025.03.24
週末ブランチは“泡酒フリーフロー”で豪快にいけ!春一番を感じられる、六本木の名門ホテルは…
2020.07.22
夏の恋
「彼に“楽園”を見せてあげる」見た目は平凡な女が、男をトリコにして結婚した秘策
2017.06.05
人形町の女
人形町の女:穏やかな結婚生活に生じた歪み。“次のステップ”への夫婦間の温度差
2018.09.25
デスパレートな2人
結婚前に、破たんした。「会話ナシ・寝室も別々」状態に陥った、アラサー男女の悲劇
2019.10.06
ミーハー女
ミーハー女:「ちょっと優しくすればOK」。男なんてチョロいと舐めていた女が、苦汁を飲んだ出来事
2018.10.06
35歳のヤバい女
“結婚”目前なのに...。35歳の独身女が、ハイスペ彼氏のプロポーズを喜べない理由とは
この記事へのコメント