東京23区男子 Vol.8

年収1,000万の会社員は豊洲が人生のゴール?“幸せでいること”を強いられる江東区タワマン族の葛藤

東京23区ー。

東京都の中心となる23の「特別地方公共団体」の「特別区」のことを、私たちは東京23区と呼ぶ。

23ある中の、どの区に住んでいるかによって、その人の傾向や特徴は如実に表れるもの。

料理研究家として活動する青柳里香(28歳)が、各区の男たちとデートを重ねることで感じた、それぞれの特徴と生態とは・・・?

前回は、渋谷区スタートアップ系男子絶対王者港区男子千代田区プリンス幸福度高めな世田谷区男子ダイバーシティ新宿男子を見てきた。今週は?


「門仲かぁ。久しぶりに来たな」

帰宅ラッシュのサラリーマンで溢れかえる駅に降り立ちながら、独り言を呟く。

拓郎から食事の誘いがあったのは、先週金曜のことだった。食事会で会った彼は、大手総合商社勤務の元ラガーマン。爽やかな笑顔が印象的で、とてもいい人だったと記憶している。

そんな彼とのデートのために、今日は門前仲町駅に降り立った。

小さな店が並ぶ駅前を通過し、都心なのに心なしか広く感じる車道を見ながら、深川一丁目の交差点すぐの所にある店を目指す。

今宵のデートは『パッソ・ア・パッソ』だ。

江東区には滅多に足を運ぶ機会がないが、この店は美味しいと評判で、一度来たいと思っていた。

ーお店のチョイスもいいし、大手会社員でいい人そうだし、完璧。

デートの序盤、私はそう思っていた。だが、デートが進むにつれ、彼がついていた重大な嘘に気がついてしまったのだ。

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