あの子が嫌い Vol.6

美女の会合に参加した“冴えない女”。勝ち組にのし上がるための、密かなもくろみとは

上京してからというもの、私の人生はパッとしない。

地元では「かわいいリカちゃん」と呼ばれ、散々もてはやされてきたけれど。

私程度の女なら、この街にくさるほど居るー。

地元を飛び出し、憧れの人気女性誌への入社を果たした秋吉りか子(29)は、自分の"無個性"にウンザリする日々を過ごしていた。

そんなある日、中途で採用された一人の女が、りか子の前に現れる。ムッチリとしたスタイルに、やたら身振り手振りの大きな帰国子女。

りか子が虎視眈々と狙っていたポジションを華麗にかっさらっていき、思わず嫌悪感を抱くがー。

まるで正反対の二人の女が育む、奇妙なオトナの友情物語。


人気女性誌「SPERARE(スペラーレ)」で編集長の秘書として働く秋吉りか子。りか子は編集部のポジションを狙っていたが、小阪アンナと名乗るぽっちゃり女子に奪われてしまう。

宿敵アンナのSOSに思わず手を貸した際に、彼女と自分の差に気がつき、リカコは愕然としていた。更に追い打ちをかけたのは、恋人・修一の朝帰りだ。

そんな中、アンナに誘われたランチで、りか子は彼女を陥れるための名案を思いつく―。


編集長に渡す最新版のゲラをめくりながら、私はアンナの記事を探していた。

しかし、彼女の記事はどこにもない。

アンナが担当するはずだったコスメページには、前号と同じようなつまらない内容がずらりと並んでいるのだ。

—あの子、"企画会議は大成功"って言ってなかったっけ…。......


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