一般拝観の人々の姿が消えた夜の19:30。開門を待ちわびた人々がゆっくりと、仁王門脇に設けられた受付から入場していく。受付では、本日の記念品がゲスト一人一人に配られた。
◆「光と闇」~夜だけの幻想的な陰陽の空間

特別拝観のメインイベント!通常は非公開である国宝・本堂の内々陣の拝観へ。内々陣は、外陣(礼堂)の奥にある、内陣(相の間)のさらに奥に位置する。『清水寺』の御本尊、十一面千手観世音菩薩様は秘仏であり、33年に一度だけ御開帳される。
※ご興味を持たれた方はこちらをご参照。
本堂から出てきた先に現れる「清水の舞台」は、現在残念ながら改修工事中ではあるものの、高さ約13mから望む光景は、素晴らしいの一言に尽きる。
しかも過去に同じ場所に来たことがある人の大多数が、おそらく昼間の光景を目にされたはず!そのためか「清水の舞台」から眺める京都の夜景のすばらしさに、集まった大人たちの気分はますます高揚していった。