タクシーでしか辿り着けない場所にこそ最上の店がある。大人な時間が流れる白金の人気店3選

10席のロングカウンター。ウッドを基調とした店内は、温もりもありつつ洗練されている


本質を知る大人に人気のカウンター中華
『私厨房 勇』

カウンターで料理を待つ時間も、『私厨房 勇』の醍醐味である。

例えば炒飯が中華鍋の上で舞う様子、紹興酒を鍋肌にあてた時の“ジュワッ”という音など、目の前で繰り広げられるすべてのシーンが躍動感に溢れ、食欲が刺激される。

ゴーッと勢いよくあがる炎と食材を炒める音、中華鍋からたちのぼる湯気、鼻腔を刺激するスパイスの香りetc.すぐ目の前で行われる調理シーンはまさにエンターテインメント!


「中華は絶対に見せられる料理だと思います」と話すのは、2014年にこの店を開いたオーナーシェフの原 勇太さん。

当時珍しかった“カウンター中華”にこだわり、店名にある“私厨房”も、香港でプライベートキッチンを表す“私房菜”にならったものだ。

「香港式海老ワンタン」。最初につるんとした皮の口あたりを感じ、噛めばプリプリかつジューシーな海老が現れる逸品


そこでいただける広東料理は心が躍るものばかり。

プリっとした海老ワンタンに香港の路地を思い起こすこともあれば、鮑の肝を使ったリゾット風炒飯に新発見の贅沢を覚えることもある。

ちなみに肝の炒飯に合わせるお酒を聞けばピノ・ノワールという返答が出る洒落感も最高だ。

「黒毛和牛もも肉と大黒しめじのガーリック炒め」。にんにくの香ばしさと少々加えたナンプラーや紹興酒が、和牛のもち味である甘さのある旨味をぐっと引き出している


そう、ここはワインの選びが確かだから、中華とワインのマリアージュを試すのが大正解。フランスを中心に小規模な生産者によるワインを揃え、各料理に合わせグラスで気軽にいただける。

味のボリュームが深い料理にヴァン・ジョーヌという黄ワインを合わせるのも粋な組み合わせ。

帰りは「あの料理とワインが良かった」なんて話しながら、冷めやらぬ高揚感を抱えつつちょっと散歩。これぞ、白金の幸せな夜なのだ。

「鮑のリゾット風炒飯」。

最初に卵炒飯を作り、米をコーティングしているため、ソースと和えてもきちんと歯ごたえが健在。米の食感と肝のソースのとろみが絶妙なコントラストとなっている。

すべてコース¥7,560の一例。21時以降はアラカルトのオーダーも可。

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