―オレも、そろそろ子どもが欲しいぜ...。
松田優一(通称:松田大先生)36歳は、最近こんな野望を密かに抱いている。
ポンコツ嫁・春子の尻に敷かれ、結婚や子作りに否定的だった偏屈男・吾郎にまで先を越され、絶賛焦りまくりなのだ。
そしてポンコツ嫁の改造計画を目論むが、子作りはアッサリ拒否される。不毛な結婚生活に終止符を打つことに心揺れる松田だが、吾郎の妻・英里が正反対の意見を述べ始める。
東カレ史上、最も“夫にしたい男”と讃えられた松田大先生。その奮闘ぶりを、じっくり観察してみよう。
「正直私、春子さんの心が離れてしまったのは、松田さんの“被害妄想”な気がしちゃって...」
―被害...妄想...?
松田は英里の意外すぎる発言に、思わず反論する。
「いや、それは流石にないよ。だって実際、俺の家での身分は犬より低いし、1日中働いて疲れて帰ってきても......
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この記事へのコメント
ポンコツはお前だ!!