―オレも、そろそろ子どもが欲しいぜ...。
松田優一(通称:松田大先生)36歳は、最近こんな野望を密かに抱いている。
ポンコツ嫁・春子の尻に敷かれ、結婚や子作りに否定的だった偏屈男・吾郎にまで先を越され、絶賛焦りまくりなのだ。
明るい家族計画を実現すべくポンコツ嫁の改造計画を目論むが、子作りはアッサリ拒否されてしまった。
東カレ史上、最も“夫にしたい男”と讃えられた松田大先生。その奮闘ぶりを、じっくり観察してみよう。
「お前...それ、離婚の一択じゃないのか?」
仕事の合間のランチタイム。松田が先日の春子との顛末を説明すると、吾郎は顔色一つ変えぬまま、涼しい顔でそう言い放った。
―優一くんの子どもなんて欲しくないからー
あの夜、春子は松田を蔑むような冷たい目を向けた。
なぜ......
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この記事へのコメント
凄い好きな作品でした!
松田先生も頑張って!!これからも楽しみにしてます!!
にしても松田嫁の途中退席は、せっかく部屋を提供して料理作った相手側にすごく失礼だよね。全然食べてないし。
しかも自分の体調不良じゃなくて犬…