東京のお洒落な大人が使っている「代々木上原っぽい店」とはこういうことだ!

お洒落な街は東京には数あれど、「センスがいい」となれば代々木上原が代表格。港区的の価値観とは違う、上質な夜がそこにある。

そんな夜を体現する代々木上原のお店は高級レストランっていうわけでもなく、モダンなメニューを提供するわけでもない…。

しかしなぜこんなにもセンスがいいのか?その秘密を紐解いてみよう。

夕方ともなると、賑わう駅前。そしてその駅前の雰囲気は、ご覧の通り、どこにでもある感じ。

普通の商店街だが、街行くのは肩の力が抜けたお洒落な人々。

どうってことない街なのに人が上質、これが、代々木上原の面白さのひとつ。

良質なレストランは駅前にもあるが、井の頭通り沿いにも、実は点在している。

そのどれもが、意識の高い大人たちから「センスがいいね」と言われており、ここまでセンスがいい店の密度が高い街もない。

そんなハイセンスなお店を分析したら3つの共通する要素が見つかった。

緊張感を解きほぐす。クールだけど温かいカジュアルな内装

代々木上原は大きなビルがないエリアのため、たいていの店が小体な造りとなっている。

よく見られるのは、キッチンと一体となった無垢の木によるカウンター。カウンター以外にもナチュラル素材が多用され、温もりのある空気が店に流れる。

高級すぎず、でも洗練されているのは、オーナー自身がデザインへの感度が高いから。粋でありつつ寛げる空間づくりを心得ているのだ。

ナチュラル素材にこだわった、今感のある料理が楽しめる

シェフがよく口にするのが、“産地直送”という言葉。顔の分かる生産者からの厳選食材を好むことが多く、その食材をシンプルながら少しのウィットを利かせて提供する。

シェフがアーティストのように人を驚かす一品を作るというより、その日入った食材に寄り添うようにレシピを考案。

その姿勢が、実はいまの世界トップのファインダイニング的。オーガニック最優先で、体に優しい料理がそろう。無論合わせるワインもナチュラル系が多い。

お洒落なスタッフの気取ってないサービスが心地いい!

偉そうでもなく、変にかしづいてもない。各店が個性を確立して営業しているため、格好つける必要がなく、自ずと余裕が感じられる。

そのサービスは、いい塩梅でお客との距離が近い。料理やワインについての質問もしやすく、通うほどに食のリテラシーが上がるはずだ。

スタッフの年齢層が比較的若く、服装がカジュアルなのもバリアがない理由のひとつ。

温もりのある内装にナチュラル素材を使った料理たち、そしてスタッフの気取らぬ接客。

これらが「代々木上原っぽい店」の三大要素だった。この要素が備わった店は代々木上原には溢れており、いつもと違った上質な夜が過ごせるのだ。

月刊誌『東京カレンダー』10月号では、そんな代々木上原の名店をシーン別に紹介!デートにお食事会に会社帰りの一杯に、是非ご活用していただきたい。

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