表紙カレンダー Vol.36

広瀬アリスに理想のデートを聞いたら、思わぬ庶民派発言が出て一瞬で落ちた!

2018年に入り、広瀬アリスの勢いがとまらない。ドラマから映画まで出演作が相次ぎ、いずれの作品もヒットを飛ばす。女優としての評価は右肩上がりだが、その実像はどんなものなのか。そんな彼女を代々木上原に連れ出し、謎めいた素顔に迫った。


「最近ハマっていることはTKG」広瀬アリスの飾らない魅力

代々木上原の駅前にて広瀬アリスさんがポージングをとると、〝女優降臨〞とばかりに誰もが足をとめて彼女に釘付けになった。それでいて、カメラを回さない路地裏を歩いている時には、意外や広瀬さんは庶民的な通りにすっとなじむ。

すれ違った子供に「かわいい〜」と声をかけるほど自然体で、気さくだ。代々木上原へはほぼ初上陸。街の印象を聞くと、「もう少し気取った感じかと思いきや、実際は穏やかで静か。都内には珍しい下町っぽさもありますね」と、ギャップを楽しんでいる様子だった。

かくいう広瀬さんも、話し始めると驚愕のギャップの持ち主と判明する。類まれな美貌を誇る人気女優にして、飾りっ気は皆無。その親しみやすさを、まずは食生活を例にお伝えしたい。

最近はまっている食事について聞けば、「TKG(卵かけご飯)」と答えた。この秋公開される映画『食べる女』にて卵かけご飯を食べる役を演じたことがきっかけで、家でも頻繁に食べるようになったそうだ。

「TKG専用の出汁醤油や茶碗を買ったり、卵にもこだわっています。見た目もいいし洗い物が少なく済むので、ごはんに直に卵を落とす派です。卵の殻がゴミ箱にしょっちゅう捨てられているので、妹に〝よく食べてるね〞と言われるほど」。


他に食事において大事にしていることを聞くと「量をがっつり食べたいんです」と、男子高校生のような回答!格好つけない彼女の人柄と同じく、食べ物の好みも分かりやすい。

「大きいお皿にちょこんみたいな洒落たものより、大皿でどーんと出てくるようなのが一番。」

では、そんな広瀬さんをお連れするならどんなデートが正解なのか?

「美食家とのデートももちろんステキだと思うんですけど…、その人が好きな定食屋さんに連れていってほしいですね。お高い感じよりはカジュアルに過ごしたいです」。

店のランクで彼の本気度を測る女性とは別次元の嗜好だった。

「私、かまえられるのがすごく嫌で、いい意味でテキトーがいいんです(笑)」とまで言う。

ちなみにTKG以外の好物は、唐揚げ定食、牡蠣、フォーといずれも気楽なもの。食べることは大好きだけれど、いかにリラックスして楽しめるかが大切のようだ。〝食の思い出〞を尋ねれば、ほっこりとする子供のころのエピソードを教えてくれた。

「私が住んでいた静岡の田舎は無人販売が多くて、農家でその日の朝に採れた野菜が道端の小屋で売られていたんです。瓶の中に100円玉を入れるものですね。それを家族全員で自転車に乗って、1〜2時間回り買っていました。お昼に家に戻ったら、その新鮮な野菜をシンプルに調理して食べる。本当に美味しかったですね」。

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