恵比寿駅からすぐの場所なのに、のぞきこまないと見つけられない小さな看板。地下に降りるとしっとりした大人空間が広がる。
カウンターでゆったりと焼き鳥とワインを楽しめる大人の隠れ家焼き鳥『希鳥』。2017年6月に誕生した恵比寿の焼き鳥店の新星だ。しかもコスパも最高というのが素晴らしい。
すでに食通たちから絶賛の嵐!『希鳥』の美味しさの訳をお伝えしよう。
隠れ家感が心を奪い期待をそそる!
2017年6月にオープンした『希鳥』は、美味しさもさることながら、まず注目したいのがその隠れ家感だ。駅から徒歩90秒という立地でありながら、地図を見ずに辿り着くのはなかなか難しい。
目印は入り口に灯る灯篭と、ビル地下に続く階段の『希鳥』と書かれた趣ある表札だけだ。この控えめな佇まいにグルメな紳士・淑女たちの心はすでに持って行かれてしまうのだ。
最高の舞台で味わうこだわりの焼き鳥コース
階段を進み地下1階の引き戸を開けると、焼き場を囲み配される広々としたカウンター席が出迎える。これが極上焼き鳥を味わえる最高の舞台。
大衆的なお店では、どうしても焼き鳥の盛り合わせを大人数で分けて食べるスタイルになりがちであるが、ここならば2~3人で焼き立てを1本ずつ楽しむことができるのだ。
充実の内容!すばらしいコストパフォーマンス!
同店を初めて訪れるならば「希鳥コース」をオーダーしよう。みやざき地頭鶏の雌ガラスープ、昆布〆鳥わさ、レバーパテ、クレソンサラダ、焼鳥5本、野菜2種に〆のお食事がついて4,500円という驚きのコスパだ。
「部位ごとの特徴をじっくりと楽しんで欲しい」という想いから21時まではコースのみの提供というのも、同店のこだわりのひとつ。好きなお酒を合わせながら1本1本の串の味わいを噛みしめたい。
コースをオーダーするとまずはスープ、サラダ、鳥わさやレバーパテが順番に運ばれてくる。食前にサラッと食べられるように工夫を凝らされたレバーパテなど、お酒が進む品を楽しみながら串の焼き上がりを待とう。
みやざき地頭鶏の希少部位を贅沢に堪能
『希鳥』の最大の魅力はみやざき地頭鶏の希少部位をいつでも味わえること。
焼き鳥の名店であっても日に数本しか提供できないような部位でも、同店であればいつでもオーダーすることができるのだ。この稀少部位を楽しめるという魅力は、宮崎県の自社養鶏場や加工センターを有することで可能となった。
また、性別の違いにより食感、肉質、味わいが変わることから、一般には難しい部位に応じてオス、メスの使い分けも行っているため、コースを食べきる頃には鶏肉を隅々まで堪能できてしまうのだ。
焼き鳥は「せせり」「おまた」「つくね」、「紅白レバー」「もも」の順で用意いただいた。なかでも5〜6羽のみやざき地頭鶏から串1本分しかつくれない「おまた」は希少部位。一本ずつ特徴を堪能しながら楽しみたい。
約80種ものワインのなかから好みのものをチョイスし、ゆったりと焼き鳥をいただいたあとは、お待ちかねの〆の食事。同店おすすめの「トリュフTKG」は、濃厚なきんかんとトリュフの香りがマッチした贅沢な一品だ。
コースにアラカルトの追加もおすすめ
コースを堪能し、お腹にまだ余裕があるならばアラカルトメニューから追加オーダーも可能だ。
宮崎地鶏の白子を使用しピリッと仕上げた「麻婆白子」や、〆に最適の「柚子塩らーめん(ハーフサイズ)」など、ちょうどいいサイズ感の品が揃う。
人気の焼き鳥店なので、ピークタイムはなかなか予約が取りづらいため、17時〜18時の早い時間での予約をおすすめしたい。
美味しい焼き鳥でしっとりと大人の夜を過ごしたい日には『希鳥』を訪れてみてはいかがだろう。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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