女の人の価値は、美しさだけではない。
どれほど純粋に自分を愛してくれるかだ…そんな風に思っていました。
でも、あの女のおかげで僕はやっと気がついたんです。
異常なほどの愛情が、女の人を、そして関わる人間の人生すらを壊してしまうってこと、
純粋な愛情は行き過ぎると執着に変わり、執着は憎しみへと変貌を遂げるってことを…
少し長いけれど、どうか僕の話を、聞いてください―
順風満帆な人生を送る堂島ユウキの目の前に突如現れた黒髪の美女・ひとみ。出会ったその日に一夜を共にするが、その翌日に62件の未読メッセージが届いていた。ユウキは、彼女の異常性に気がついてしまうのだった。
やっと見つけた、わたしの王子様
この鬱陶しい髪を、バッサリ切りたいな、と思っていた。
肩のあたりまで切って、会社の子たちがみんなやってるように、少し茶色にカラーリングして、毛先を巻く。お母さんがなんて言ったって、気にしなければいい。
髪を切ることが出来たら、きっと自分のことが好きになれるような気がするか......
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この記事へのコメント
それもそれで怖い!
だいたいみんなそうだよ!笑
それは私服のセンスがない理由にはならない