大阪LOVERS Vol.13

「私は日本一幸せな女」東京女に新しい“幸せのカタチ”をもたらした、大阪男の底力

あなたが大阪に抱くイメージは、どんなものだろうか?

お笑い・B級グルメ・関西弁。東京とはかけ離れたものを想像する人も少なくないだろう。

これは、そんな地に突然住むことになった、東京量産型女子代表、早坂ひかりの大阪奮闘記である。

太郎と見事付き合うことになり、恋に仕事に邁進するひかりが挑んだ全国大会は準優勝に終わった。しかし、淳子の激励を受け、絵美子と二年後のリベンジを誓い合ったのだった。

あの日から1年、彼女たちはどうなっているのだろうか…。


「それでは、新郎新婦の入場です!」

両開きの扉から、まばゆいばかりの光と共に、満面の笑みで絵美子が登場する。

その横でエスコートするのは、いつの日か絵美子が一目ぼれした、あの男性だ。

準優勝に終わった後、絵美子は「次こそは優勝する!」と仕事に打ち込んでいた。それが彼にとっては魅力的だったようで、熱心なアプローチを受けた末、交際半年でゴールインするに至ったのだった。

「絵美ちゃん…!素敵!」
「ほんま…!きれいやなぁ!」

うっとりするひかりの横で、淳子が感慨深そうに目を細める。

退社と共に東京に引っ越していった淳子だったが、大阪にちょくちょく戻ってくるため、顔を合わせる機会は意外に多かった。

ひかりが実家に戻ったときに東京で会う機会もあり、東京と大阪が意外に近いということを、改めて実感しているのだ。

「見てるこっちも幸せやし、ご飯はおいしいし、結婚式って最高やなあ…!」

ファーストバイトの動画を最前列で撮影し終えた太郎が、パンにたっぷりバターを塗りながら、心底幸せそうにつぶやく。

「次はあんたらやん!そうそう聞いたで、太郎くん。プロポーズめっちゃスベったらしいな!」

「えっ!うそやん、俺スベってた?!」

慌てる太郎をみて、淳子と二人でケラケラ笑う。

「あ!絵美ちゃん空いた!写真撮りましょう!」

全米が泣くと思ってんけどなぁと、プロポーズを振り返る太郎の腕を掴んだひかりの手には、きらりと光る指輪が輝いていた。

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