オトナの恋愛塾~解説編~ Vol.11

“好き”とまで言われたのに...「彼女」に昇格できない女の敗因。男のホンネから紐解く正解とは

解説2:好きか嫌いかで言われたら好き。でも大好きな彼女ではない


英理奈と別れ、二人で向かった2軒目のバーで突然腕を絡めてきた麻友。僕はそれに素直に答え、僕たちはかなり急接近した。

そして酔った勢いで帰り際にキスをしてしまった自分が悪いのだが、この時に麻友に言われた言葉で急に現実に引き戻されたのだ。

「私、悠馬くんのこと好きになっちゃったみたい。私のこと、好き?私って、彼女になれるかな? 」

—え?彼女…??

まだ出会って2回目で、何なら二人で遊ぶのはこの2軒目が初めてである。盛り上がっていた気持ちが、すーっと冷めていく。

「僕も麻友ちゃんのこと、好きだよ」

好きと言われてスルーするのは可哀想だし、好きか嫌いかで言われたら好きである。

だからこの“好き”に嘘はない。

しかし、そうかと言って“彼女”はイキナリ重すぎる。

こちらとしてはもう少しデートをしたりしてから距離を縮めたかったのに、デートもしないうちから向こうに“好き”と言われてしまった。追いかけられると逃げたくなるのが男というもの。

—ちょっと早すぎないか?

早すぎたこともかなり引っかかった。しかし僕が麻友に冷めてしまった一番の原因。


それは、あまりにも簡単すぎたのだ。


まだデートもしていないし、麻友に時間もお金もかけていない。

それなのにもう好きだと言われ、彼女にして欲しいとまで言われてしまうと、ここから男がその女性に好かれようと色々と努力し、一生懸命尽くすことは絶対にない。

何の努力もなしに手に入れてしまうと、それまでなのだ。

男性は単純だから、向こうから好きと言われたら嬉しいに決まっている。しかし、こちらが今から頑張ろうとしている時にヒョイっと来られてしまうと、そこで止まってしまうのだ。

ここから、気持ちが盛り上がることはまずないだろう。

盛り上がるタイミングが一緒かどうか、というのはとても重要だ。

麻友のことは嫌いではないし、何なら未だに可愛いと思っている。

もし麻友ともう一、二回二人きりでデートをし、お互いのテンションが一致した時にこの言葉を言われたならば、きっと答えは違っていただろう。

“彼女になりたい”欲を見せるのは、ほどほどに。男が少しでも追いかけてきてから、女性の方から許すのが良い。

せっかくのチャンスを無駄にしないためにも、少しの計算は必要だと思う。

男は、頑張って手に入れたものを大切にし、手放したくないと思う生き物なのだ。


—麻友:悠馬くん、次は二人でご飯でもどうかな?
—悠馬:ごめん、今週忙しくて(汗)


麻友から未だに来るLINEに、返信を打ちつつ考える。

嫌いになったわけではないし、会えるなら会う。ただ遊びや友達なら良いけれど、心が苦しくて追いかけたくなるような本命彼女になることはない。

ータイミングがズレていたら、話は変わっていたのになぁ...

そう思いながら、すぐに既読がついたLINEの画面を眺めていた。


▶NEXT:7月14日土曜更新予定
男が言いがちな一言。しかしその一言が全ての失敗の始まり

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