※こちらの店舗は、現在閉店しております。
なにも西麻布や六本木に行かずとも、新橋にも、女性を美しくみせるムードのある照明の店が実はある。
ある意味新橋らしい、雑居ビルの2Fに入るその店は、極上のステーキと艶やかな演出でふたりの距離を近づけてくれる。
雑居ビルの階段の怪しい雰囲気。ディナーの始まりは少し不安なほうがいい
『Food/Days』
「本当にここなの?」と思わせたら、むしろ最高のスタート。
理由は、雑居ビルの階段を上り店の扉を開ければすぐにわかる。狭い階段を上る瞬間は、成功へのプロローグなのだ。
扉の向こうは、漆黒の空間。暗いぶんだけダウンライトに照らされたアートやキャンドルが趣を増す。それでいて気取りはなく、そこにいる誰もがリラックスモード。
ジャズをBGMに、くだけた会話が心地よすぎる。
新橋にいることを忘れてしまうこの店は、料理研究家の行正り香さんがプロデュースしたレストラン。
行正さんといえば意識の高い働く女性から絶大な支持を集めており、その理由は料理とインテリアの卓越したセンスにある。
そんな人が作った店なのだから、オンナ心をくすぐらないはずがない!
暗闇でキャンドルが仄かに灯るムードある空間は、女子が顔色を気にせずにお酒が楽しめるし、サラダひとつにしてもお皿に入る野菜が27種類と、華やかな仕様となっている。
メインとしてオーダー必須なのは、熟成プライムアンガスビーフだ。この店では鉄分が豊富で赤みの旨みをしっかり含むリブアイロール1種で勝負。
約60日熟成させた奥ゆきのある味わいの肉を受けとめるのは厳選されたカリフォルニアワインである。
そして〆のメニューで一番人気はレモンの風味が効いたトマトクリームパスタ。
レモンの酸味がいいアクセントとなり、お肉のあとでもさっぱりいただけ、生パスタのもちっとした歯ごたえが幸せな満腹感を与えてくれる。
ここで六本木の隠れ家レストランのような大人な時間を過ごせるからか、帰りに目にする新橋の居酒屋の光景までが何だか微笑ましい。
そんな人を穏やかな気持ちにさせるひとときこそ、ラグジュアリーなディナーといえるだろう。
いつもと違う「上質な新橋」を大人は知っておくべき!
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