オトナ鮨ならとことん つまみ派 Vol.2

マツダ

まつだ

新店ながらベテランの域 つまみの多彩さに心躍る

琵琶湖産の天然稚鮎の煮物。稚鮎の繊細さを殺さないあっさりと上品な味つけ

つまんで、飲んでゆったり過ごせる

オープン半年余りだが、主の松田成正さんはこの道25年の経験豊かな職人。以前の店の親方に惚れ込んで、親方の引退まではと14年間共に働いた。実はオーストラリアに行くつもりで永住権を取得していたが、親方に学びたい一心で手放したという。それほど惚れ込んだのは鮨の仕事ばかりではなく、親方の接客の見事さにもあった。

それは脈々と受け継がれ、物静かながら松田さんも気負いなく客を楽しませるツボを心得ている。飲んでいるとスッスッと出されるつまみには、煮ものや茶碗蒸しなどひと手間かけた料理が多い。それがゆったりと飲ませる絶妙な間合いで提供されるのだ。

注文はおまかせの他、お好みもあるというから懐は深い。握りは小ぶりで上品な佇まい。羽釜で炊いたシャリには力強さがあり、口中でしっかりネタと向き合う。

この店には客の心をふわりと握るような居心地のよさがある。敷居の高い銀座にあって、またひとつうれしい新店の登場だ。

まぐろのトロのステーキ。火を入れることで脂に旨みが増している。その他つまみの内容は日によっても変わる

あん肝のように蒸した真子鰈の肝。コクとほのかな甘みが日本酒を呼ぶ


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