2018.05.21
SPECIAL TALK Vol.44開発途中のプロダクトに自信をもらい、危機的な状況を突破
金丸:起業したのはいつですか?
梅田:2008年の4月です。ちょうど10年前ですね。まずは3人で資金を出し合い、銀行から融資を受けて、スピーダの開発を始めました。
金丸:開発は順調にいきましたか?
梅田:それがいかなくて。起業して半年後にリーマンショックが起き、データサプライヤーが脱退する事態になり、開発を始めて1年経ってもなかなかリリースのめどが立ちませんでした。資金が底を尽き、借入を増やそうとしたところ、社外取締役から「会社を畳んだほうがいい」と言われて。僕もさすがに「ちょっとヤバいな」と。
金丸:絶体絶命ですね。
梅田:そう言われた夜、家に帰って作りかけのスピーダをさわってみたんです。そしたら、やっぱりどう考えたって、すごく便利。僕がハードワーカーだった頃にスピーダを使えていたら、泣いて喜んだはずだと改めて思いました。僕らがやろうとしていることに間違いはない。そう確信が持てたので、借金が増えようと続ける決意をしました。
金丸:自分の実感を大事にしたからこそ、やり抜くことができた。
梅田:そうですね。プロダクトを作るときに、僕が基準にしているのは、「自分だったらどんなものが欲しいか」ということです。しかも、あったら便利だなという程度ではなく、喉から手が出るほど欲しいかどうか。プロダクトを作っていると、様々な意見をもらいます。「こんなの誰も使わない」と言われることもある。でも自分なら絶対に欲しいという確信があれば、ブレません。逆にユーザーが何を欲しがるかを想像して、あれもこれも入れようとすると、エッジの効いたプロダクトでなくなってしまう。
金丸:新しくウェブサービスやプロダクトを生み出そうとしている人にとっては、重要な視点です。若い人たちと話していると、知識は豊富でも強い思いが伴っていないことが多いですから。
梅田:ユーザベースにも、実は失敗したサービスがあります。何か新機軸を作らなきゃという気持ちで進めてしまって、そこには強い思いがなかった。大事なのは、自分が喉から手が出るほど欲しいものを作ることに尽きますね。
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