裏切られた妻たち Vol.14

「辛いのは、裏切られたと思うから」夫の浮気の真相に愕然とする妻を突き動かした、ある言葉

一見、何の問題もなく幸せそうに見える仲良し夫婦。

けれども彼らの中には、さまざまな問題を抱えていることが多いのだ。

仲良し夫婦だと思っていた北岡あゆみ(32歳)は、あるメールをきっかけに、夫である樹が浮気をしていることを知る

あゆみは、樹と浮気相手の由香里、さらには探偵の星川を入れた4人で、話し合いを行うことにした 。そこで、メールの送り主の話になり、星川がある一枚の紙を差し出した。


「メールの送り主は、一体誰なのよ…」

浮気相手の由香里との話し合いの中、あゆみがそう問いかけると、探偵の星川がある地名が書かれた紙を差し出した。

それを見て、由香里が言った。

「元夫の…実家のある場所です」

「やはり、そうでしたか…」

浮気騒動の全ての始まりだった、一通のメール。星川はすべてが繋がったのか、小さくうなずいてから、皆に説明した。

「あゆみさんにメールの話を聞き、調べさせて頂きました。フリーアドレスだったので難しかったのですが、どこの地域から送られたのか調べることができました。メールの犯人は多分、神山さんの元ご主人でしょう」

星川の推測は、こうだった。

由香里の元夫が、なんらかの形で樹との関係を知った。けれども、知ったのは離婚後で、もう何もできない上に離婚前から二人に関係があった証拠もない。未練の残っていた彼は二人を別れさせるべく、または二人に罰を与えるべく、あゆみにメールを送った。

あゆみの会社のメールは、名前と会社のドメイン名で構成されている。そのことを知っていれば、メールを送ることができたのだ。

「そんな…。やっとストーカー行為をやめてくれたと思ったのに……」

よほどの衝撃だったのか、由香里は言葉をなくしているようだった。その様子から、本当に何も知らなかったことが窺えた。

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