東カレ読者未婚・既婚双方の結婚観にリアルに迫る！「東カレ結婚白書2020」を大公開

◆「いい人がいれば結婚したい」と探し求めて彷徨い続ける未婚者たち

正確に言うと「（結婚に適した）いい人がいれば結婚したい」なのだが、婚活中の人々は、あれこれ工夫を凝らしながら理想の「いい人」を探し求めている。

同じ人物でも、独身当時と既婚者となった今とでは、結婚相手に望む条件がだんだん違ってくるようだ。

だが、この後に続く回答で、僅かながら本音が見え隠れしている。「経済力があること」（37.1％）が11.4％↑、「金銭感覚が合っていること」（35.5％）が16.4％↑と、経済的な要望が結婚前に比べ大幅にアップしていることが見て取れる。やはり、経済的価値観は結婚生活において無視できない要素ということであろう。

優美：私も「金銭感覚が合っていること」はとても大切だと思います。（金額の大小を問わず）金銭感覚のズレは、一緒に過ごす中で影響範囲が大きいと思うので。それと、結婚しても仕事は今と変わらず続けたいと思っています！

さて最後に、冒頭で見てもらった動画の感想をズバリ聞いてみた。果たして二人は動画視聴後、『東京2020』を契機とした結婚を意識したのだろうか？

優美：私は、2020年に自分が理想とする結婚年齢の28歳になることもあって、『東京2020』の開催が決定した時に、同期の女性たちと「その頃は結婚してるかな、結婚していたいね！」みたいな会話をしていたんです。なので動画を見る前から、実は漠然と2020年を目安に思っていましたね。

耕太：逆に、自分はその発想が全くなかったです（笑）。1964年の東京オリンピックは、高度成長期の真っ只中で国全体が盛り上げていこうという雰囲気だったと思うのですが、今回はそれほど自分の人生とオリンピックをリンクさせる人がいるとは思っていなかったので、正直ピンときませんでした。

でも、改めて言われると、”平成最後の年”だとか、『東京2020』など、何かをきっかけに結婚を決意する人は案外いるのかもしれませんね…。

そして独身男性の耕太さんが、自身の結婚観についてこう述べて締めくくった。

耕太：結婚とは、ネクストステージだと考えています。独身の時は、何かを決断する時に自分の裁量で決められますが、結婚後は奥さんと一緒の人生だと考えるので、些細な事でも責任が伴う選択になると思うんです。その意味では、人生がガラッと変わる。でも、自分はそっちの方が楽しそうだと考えています。

一人でいる時間も割と長かったのですが、彼女と出会い二人でいるようになってから離れて過ごすことがとても淋しく感じます。これからもっともっと二人の時間を共有して、理解をし合いたいです。

・………………………………………………………………・

さて、東カレ既婚者は「結婚して良かったと思うことを教えてください」という問いに対し、どんな結論を出したのだろう。
・「一生共に過ごすパートナーが出来た」（56.6%）
・「子供ができた」（45.4％）
・「より愛情が深まったと感じる」（28.2％）
・「困った時に相談できる相手がいる」（25.2％）
・「新たな価値観／人生観を持つことが出来た」（22.5％）が多数派意見として挙げられた。

・「良かったことは特にない」は（3.4％）と少数意見である結果となった。

そして、未婚者が結婚したいと願う理由と、既婚者が結婚して満足している理由がほぼ合致したことは、未婚者にとってかなり心強い結果と言えるだろう。