インタビュー中、あまりに二人の発言がポジティブなので、その理由を率直に伺ったところ...。
和人:心の健康は、言葉から生まれると思っているので、汚い言葉や相手を貶めるような言葉は使わないように心がけているんです!ギスギスしていてもいい事なんて一つもありませんよね。
東カレ:確かにそれは真をついている気がします。ということは、お二人は夫婦喧嘩もしないんですか?
陽子:私たちは、意識のギャップを埋め合うのが上手なのかもしれません。お互い困ったことや相談したいことがあったら、その時は真剣に議論をするんです。どちらかが話を聞くだけではなく、自分の意見を出し合うんです。なので、一方が不満を抱え喧嘩に発展することはまずありません。
和人:お互いのやりたいこと、進みたい道を都度共有し理解しているので、その意思を尊重するためにはどうしたらいいか、相手のことを考えて議論します。
そして、自分たちだけでは解決できない場合、友人たちの手も借りることもあります。両家の祖父母が遠方にいるので、そのヘルプは得られないけど、その代わり僕たちには心強い仲間がいるので、本当にありがたいです。
東カレ:一緒に頑張れる人がいるから、やっていける。確かに一人で現実と戦い続けるのは、心細いですしね...。
確かに取材当日も、2歳の子どもの子守をしてくれる友人が一緒に来てくれていた。ごく自然に、親以外の人との関わりを持って育てることは、子どもにとっても有益であるに違いない。
多忙を極める東京において、結婚生活を幸せに続けていくには、夫と妻それぞれが自立した上で、お互いを思いやる関係性が適しているのだろう。そして、家族以外の協力も上手に得る、そんな勇気も重要なのかもしれない。
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最後に、和人さん・陽子さんご夫妻にも、YouTubeの動画を見てもらった。
和人:子どもが生まれるまでは、『東京2020』を観るなら、恋人や仲間など大切な人と一緒に盛り上がるものだと思っていました。今は断然、子どもたちと一緒に家族で楽しみたいです!
独身の方々にどれほど響くかわかりませんが、結婚はしてみると案外いいものだと思いますよ。赤の他人同士が結ばれることで、それぞれの先祖、家族、友人たちと人との繋がりが格段に広がり、人生観も変わります。それを煩わしいと感じる人もいるかもしれません。
ですが、私たちは夫婦はそれぞれが1人ずつでいた時より、大きな幸せを手にすることが出来たと思っています。
■東京都の動画について:
「東京2020オリンピック・パラリンピック あなたは誰と観ますか?」
結婚を希望する方が、東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年を具体的な目標に、一歩踏み出せるよう後押しするための動画を都で初めて作成。
※動画はコチラ