2017.10.07
デートの答えあわせ【Q】 Vol.1Q1:女性から「明日は朝が早くて...」と言われた時。その真意は?
楽しみにしていたデートの前日、陽菜に店の詳細と時間のLINEをすると、すぐに返信が来た。
おっと、そうなのか...
“あわよくば2軒目も”とデートプランを考えていたのに、最初から出鼻をくじかれてしまった。
—次の日の朝が早くて。
この一文を、もう一度読み直す。翌朝が早いならば仕方ない。気をとり直して、翌日のデートに挑んだ。
◆
陽菜とのデートは、僕自身が行ってみたかった新店、『十番右京 恵比寿店』にした。
麻布十番にある本家の『十番右京』は2軒目からよく行く店だが、恵比寿店は初めてだった。
カウンターを照らすライトは、江戸切子のグラスを使用。そしてテーブルは、ガラス板の下に畳が敷かれている。しかも畳の縁にはルイ・ヴィトンのモノグラム柄ときた。
「十番にある右京とまた雰囲気が違って、面白いですね!」
店内を物珍しそうにキョロキョロと見渡す陽菜。
「本当だよね。でも、十番店の名物料理は、恵比寿店でも楽しめるみたいだよ。」
話題が弾む店、というのは有難い。
初デートで沈黙が続くほど怖いことはない。店を切り口に会話が弾むと、その後の会話も続けやすくなる。
そこからお互いに、色々と話し始めた。仕事のこと、休日の過ごし方、家族構成など。
気がつけばあっという間に時間は過ぎ、最後に楽しみにしていた「卵がけトリュフご飯」が運ばれてきていた。
「時間が過ぎるの、あっという間だなぁ。本当はこの後もう一軒行きたい店が近くにあったんだけど...また今度、かな?」
ちょっと残念そうに呟くと、陽菜から嬉しい一言が飛び出した。
「せっかくですし、もう一軒、行きますか?」
あれ、明日朝が早かったはずでは?
「時間、大丈夫?」
わざとらしく聞いてみた。今日はダメだと思っていたから、もし陽菜とまだ一緒に過ごせるなら、とても嬉しい。
「大丈夫です、ちょっとだけなら。」
こうして僕は陽菜を2軒目に誘いだすことに成功した。
—明日朝が早いはずなのに、2軒目まで行けるという。これってもしかして...
思わず一人でニヤついてしまった。
爽やかかと思ったらやっぱそっちかよ、、みたいな。
一気に飲んだのもこれ飲んでさっさと帰ろうの意の表れだと思う。
女性からするとまだそんなに親密になっていないのに腰に手を回されるのと、同じような感覚になると思う。
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