これまで、LINEのテクニックを3ヶ月にわたり伝授してきた。
これはいわば、マンツーデートに漕ぎつけるための駆け引き。
この難関を突破し、いよいよデートに臨む諸君に捧ぐ『デートの答え合わせ』、開幕である。
まずはデートにこぎつけるまで。
「ハヤトさんは、何をされてるんですか?」
「今は赤坂にある広告代理店で働いているよ。」
食事会で出会った陽菜との最初の会話は、こんな感じだったと記憶している。
「じゃあ遊びなれてますね。」
ふふっと笑う陽菜の笑顔は本当に可愛い。聞けば読モをやっているらしく、その世界では中々人気があるというから、納得である。
「陽菜ちゃんは、今彼氏いないの?」
「いないですよ〜。ハヤトさんは?」
まるで食事会の定型文のような会話を、二人で繰り広げる。
「今度、食事でも行こうよ。」
愛くるしく、白くて小柄で、まるで小鹿のような陽菜に僕は心を奪われたようだ。
そして食事会の後何度かLINEのやり取りを続けた結果、僕は念願の二人でのデートにこぎつけた。
そしてここから、僕は陽菜の“番狂わせ”に惑わされることになる。
この記事へのコメント
爽やかかと思ったらやっぱそっちかよ、、みたいな。
一気に飲んだのもこれ飲んでさっさと帰ろうの意の表れだと思う。
女性からするとまだそんなに親密になっていないのに腰に手を回されるのと、同じような感覚になると思う。