にゃんにゃんOL物語 Vol.11

天性の“可愛げ”を持つにゃんにゃんOL。上昇志向が強過ぎる残念女にとっては、目障りな存在?

定時帰りの、腰掛けOLたち。

”安定”という鎧を手に入れた彼女たちは保守的で、誰かが幸せにしてくれるのを待っている。

丸の内の大手損保会社に勤める愛華(26)も、その一人。典型的な腰掛けOLである彼女には、実はこんなあだ名がある。

“にゃんにゃんOL”、と。

そんな愛華に対し、檄を飛ばす元OLのアリサ(29) 。愛華は男女の不平等さに疑問を持ったものの、年収1,000万の彼氏に不満を持つ

そんな中、まさかの嫉妬が降りかかる...?


—あと30分...


時計の針は、11:30を指している。そろそろランチタイムの時間だ。

今日のランチは、『インデアンカレー 丸の内店』に行くと決めていた。

そわそわしながら、時計を見つめる。

—あと10分...

ランチと言えども、どこで誰に会うか分からない、チャンスが溢れる街・丸の内。

エリートサラリーマン達が一斉に会社から出てくるランチタイムは、例え彼氏がいようとも、気合を入れる必要がある。

ランチで外に出る前に、お化粧室に行って化粧でも直さないと。そう思って席を立とうとした瞬間に、最近総合職へ転換した景子さんから呼び出された。

「愛華ちゃん。話があるから来てもらっていいかな?」

“でも、ランチが...”と言おうとしたが、慌てて口を噤む。景子さんと一緒に、部長まで現れたからだ。

思わず体が硬直する。私、何か重大なミスでもしたのかしら...?

景子さんが不敵な笑みを浮かべていた。

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