マンネリないつもの街で満足できてる?品川で発見した“わざわざ”行きたい名店3選

コースの向付として出される“鱧の落とし”。骨切りした鱧を、さっと湯引きして氷水で冷やした鱧料理の代表格。添えた梅肉をつけて頂くのが常套だ。コースには、この後にもう一品、皮目だけを炙った鱧の叩きも出る

季節感あふれる京都本店と変わらぬ味を
『三友居』

高輪台

時差の無い京の味を手軽に味わえるのが、高輪に清楚な佇まいを見せる『三友居』だ。それというのも、野菜や魚介などの食材は、すべて京都・銀閣寺のそばにある本店から直送。料理長・黒木純一氏も京都で長年修業し、骨の髄まで京の味覚が染み込んだべテランゆえだ。

先付から始まる全11品のおまかせコースの主役は、旬の鱧。黒木料理長によれば「今の時期なら、鱧は300〜500gぐらいの小ぶりがいい」そうで、もちろん仕入れ先は京都本店と同じ。

これを、おなじみの〝鱧の落とし〞をはじめ、〝鱧寿司〞や〝鱧の子の玉子とじ〞、締めには〝鱧のお茶漬け〞と文字通りの鱧づくしで、鱧の持つ様々な美味しさを引き出している。

コースのメインの“賀茂茄子田楽”。彩りも豊かだ。月末には冬瓜が登場する予定とか。写真の料理は、いずれもおまかせコースの一例。季節などによりメニューは異なる

「旬を大切に、材料を吟味。素材本来の持ち味を生かしきるという茶懐石の心得をモットーに、1つ1つ手を抜くことなく調理しています」とは、黒木氏。

京料理には欠かせない京野菜をメインに据えるコース運びもここならでは。今回は、京野菜の花形、賀茂茄子を用いたいわゆる茄子田楽だが、海老やアボカド、パプリカなどをあしらい、見た目も味もリッチに仕上げている。月ごとに変わる季節の味が楽しみだ。

京都本店、本来は仕出しが専門で、茶懐石の店として勇名を馳せている。ちなみに店名の由来は、中国の詩人・白居易の詩の一節である〝琴、酒、詩は人生における三つの友である〞から。人生を楽しむ場でありたい、との思いが込められているそうだ。

京の町家をイメージさせる外観。東京進出は41年前と古いが、この高輪店ができたのは7年前。お店で料理が食べられるのはここだけ。元来が仕出し屋ゆえ、事前に予約をすれば、お弁当などのテイクアウトもOK。出張料理も受け付けている。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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