にゃんにゃんOL物語 Vol.5

“ゆるふわ系”が許されるのは何歳まで?可愛いだけじゃ勝負できぬ、にゃんにゃんOLの策略

定時帰りの、腰掛けOLたち。

楽な仕事に給湯室での井戸端会議、充実したアフターファイブ。

”安定”という鎧を手に入れた彼女たちは保守的で、誰かが幸せにしてくれるのを待っている。

丸の内の大手損保会社に勤める愛華(26)も、その一人。典型的な腰掛けOLである彼女には、実はこんなあだ名がある。

“にゃんにゃんOL”、と。

元OLのアリサ(29)から檄を飛ばされ腹黒系にゃんにゃん結衣に蹴落とされそうになり、バリキャリ系の景子の出現に焦る愛華。

そんな愛華を見て、アリサは...


ただ可愛い、だけで勝負できる時代は終わった


「アリサさん、和樹さんから、私のこと何か聞いてますか?」

梅雨明け宣言をした瞬間から約1ヶ月間、東京の空にずっと留まっていた厚い雲は、 ようやく何処かへ流れたようだ。

久々に見た太陽の下、テラス席でランチを楽しもうと思ったけれど、今日も私は、愛華の相談に乗っている。

彼女の相談事は、2パターンしかない。

恋愛相談か、ふわっとした将来の未来相談だ。

「愛華のこと?そうね...可愛い、とは言っていたけれど。」

愛華は商社マンの和樹に、出会った時から狙いを定めている。

女が、ただ“可愛い、綺麗”と言うだけで勝負できるのは一体何歳までなのだろうか、と愛華を見ていると考えずにはいられない。


女性が強くなってきた昨今。
可愛いだけでは、 結婚の波には乗れなくなってきた。


「アリサさんの方から、和樹さんのタイプってどんな女性なのか聞き出してもらえませんか?」

「そんなことよりも、愛華の方から連絡してみたら?」


しかし私は知っている。

云々と説教くさいことを言う前に、にゃんにゃんOL達は、本能的に身につけている技があることを。


結婚したいと狙いを定めた男は、必ず落としにかかる技である。

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