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港区おじさんコレクション Vol.5

平日昼間のゴルフ場。港区おじさんの“仕事”と港区女子の“習い事”の秘密

外資系投資銀行でバックオフィスを担う、有希、30歳。

港区の酸いも甘いも知り尽くした彼女に与えられた呼び名は、“港区おじさんコレクター”。

業界のスーパースターである勇人のお気に入りポジションを手に入れ、後一歩を踏み出さずにとの甘い時間を楽しむ。時には慎吾のように銘柄整理も行い、月日をかけて和夫を育てる。

送り迎えがつくのなら、港区を飛び出すこともある。

騒がしい携帯画面。「未読スルー」は女性のマナー


14:00

有希のスマートフォンがメッセージで溢れ始める。
まどろみが襲ってくる午後は、男性の夜のアポ入れタイムだ。

―忙しい?時間あったらご飯でもどう?
―早くあがれそうなんだけど、今日何してる?
―今晩、暑気払いしない?

あえて携帯のメッセージのポップアッ......


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港区おじさんコレクション

外資系投資銀行でバックオフィスを担う、有希、30歳。

彼女は「業界内での出世」を狙うべく、様々な港区おじさんと関係を深めていく。

業界内にとどまらず、事業会社の地位ある人物にまで触手を伸ばしていき、港区の酸いも甘いも知り尽くした彼女に与えられた呼び名は、“港区おじさんコレクター”。

最初は出世のための社交だったものの、徐々に港区おじさんの世界にハマり、港区おじさんのポートフォリオを組むようになってしまった有希が、港区の裏側を暴いていく。

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