無難戦隊MARCHマン Vol.12

「お前見てると、昔の自分を思い出す」東大卒・元エリート商社マンからの、意外な告白

あるベンチャー企業に、MARCH出身の5人の男たちがいた。彼らは、こう呼ばれている。

―無難戦隊MARCHマン―

「平均より良くても、所詮上には上がいる。俺らは、どんな理不尽な仕打ちにも、無心で打ち返すだけだ。」

それが5人の口癖だ。

ベンチャー企業「キャリアナビ」では、東大卒の東出が部長に就任。売上最下位だった法政出身のアユムは、他部署へ異動させられそうになる。しかし挽回して何とか異動を取り消そうと、売上1,000万になる案件の競合プレゼンに臨み、見事コンペに勝利した。


茂雄は、渋谷の『なみの上』に向かっていた。

アユムの異動を賭けたプレゼンが無事終わったため、今夜はその打ち上げだ。

打ち上げには、社長の小日向と、もちろん5人の上司である東出も呼んでいた。東出は自分の歓迎会も辞退したくらいだから、よほど宴の席が嫌いなのだろう。しかし今回こそは来るはずだと、皆信じていた。

青学出身の瑛士は、「アイツは呼ばなくていいだろう」と言っていたが、上下関係を重んじる優等生タイプ・明治大卒の蒼汰が説得した。

「直属の上司を呼ばない訳にも、いかないだろう」

そういう訳で、今日は東出がこの『キャリアナビ』の一員になって以来初めての、全員集合の宴になる予定だった。

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