港区内格差 Vol.1

港区内格差:“港区特権階級”に属す一握りの男。そこに群がる女たちと、うごめく欲望

時代は巡りゆく港区


「疲れたから、そろそろ帰ろうかな。」

軽く会釈して立ち去ろうとした時、一人の女の子から声をかけられた。

「凛子さんですよね?色んな方からお話を伺っていて、ずっと憧れていたんです!」

とろみ素材のトップスに、脚の綺麗さが際立つミニスカート。手にはシャネルのマトラッセを、大事そうに持っている。

その子を見て、磨けば光りそうな子だな、と凛子は直感的に感じた。

「伝説の女がいるって、たくさんの方から聞きました。私、いつか凛子さんのようになりたくて!だから頑張って港区に引っ越して来たんです。今は三田に住んでいて...」

三田?一瞬頭がフリーズし、そして思わず笑ってしまった。

「三田は、慶應の学生さんが住む場所じゃなくて?」


帰宅時にも現れる港区内格差


固まっているその子を横目に店を出る。すると目の前に停まっていたブラックカーの扉が静かに開く。

「佐藤様より、凛子様をお送りするようにと仰せつかっております。」

Uberの運転手が仰々しく挨拶する。

通りには、運転手付きのブラック・バンがずらりと並んでいた。それらは全......


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