LINEの答えあわせ【Q】 Vol.1

盛り上がったはずが。よくある「突然の既読スルー」という地獄:LINEの答えあわせ【Q】

たった1通のLINE。

その巧拙が恋愛の勝敗を決めかねないが、恋愛マニュアル情報は巷に数多くあれど、LINEの正解を教えてくれるコンテンツはほぼ見当たらない。

男女でLINEに対する捉え方は、全く異なるようだ。

あなたが送るそのLINE、気づかぬうちに間違えていないだろうか。


僕とさゆりの出会いは、ありふれた食事会だった。

勤め先の商社で、同じ部署の先輩である山岡さんが開いた食事会。

商社というブランドは未だ有効らしく、大概の女性は、会社名を言うと目の色を変えて食いついてくる。その変わり身の早さに、僕はいつも少し驚いてしまう。

この日もそんな感じだろうと思い、大した気合いも入れず、山岡さんから指定されたペルー料理店『ベポカ』へ向かった。

無類の肉好きなのでせめて食事は楽しもうと決めていたが、料理よりもそこにいたさゆりに惹かれた。

肩くらいで綺麗に揃えられた黒髪に、上品なニットのセットアップ。いわゆる“ゆるふわ系”女子が苦手な僕にとって、サバサバした姉御肌な彼女はタイプだった。

食事会に生産性はない、と思っていたが、たまには良い出会いもあるようだ。

「弘樹くんって、学生時代ラグビーかアメフトしてた?」

さゆりがそっと、僕の二の腕のふくらんだ部分を触ってくる。

最近のラグビーブームで、体格の良い俺は急に市民権を得た。(実際にはアメフト部に所属していたのだが、女性からするとアメフトもラグビーも一緒らしい。)

「体格の良い男性って、頼れる気がして素敵だよね。」

テンションが、最高値まで上がる。これは多いに脈アリだ。

遠回しに好きだと言われたような気分になり、すっかり舞い上がってしまう。そして何より、面白くて知的なさゆりとの会話は多いに盛り上がった。

しかし暫くして、さゆりの友達が朝早いということでお開きにしよう、と言う話になった。


「じゃあ、とりあえずグループLINE作ろうよ。」


山岡さんが仕切りながら、お互いQRコードを読み取りあい、食事会定番のグループLINEを作成する。


満開のピークは過ぎたが、次回はみんなで花見をしようと言うことで、グループ名は“お花見会”となった。

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