無難戦隊MARCHマン Vol.8

MARCH戦士たちの底力を見よ!ある男の窮地に、差し伸べられた救いの手

あるベンチャー企業に、MARCH出身の5人の男たちがいた。彼らは、こう呼ばれている。

―無難戦隊MARCHマン―

「平均より良くても、所詮上には上がいる。俺らは、どんな理不尽な仕打ちにも、無心で打ち返すだけだ。」

それが5人の口癖だ。

ベンチャー企業、「キャリアナビ」に東大卒・東出が部長に就任。ついに売上最下位だった法政出身のアユムに異動宣告をする。しかし、アユムは同僚の助けを借り、起死回生に出る。


上司の人柄によって、職場の雰囲気はがらりと変わる


―これが決まれば、1,000万は堅いよ。

売上不振のため第一営業部から第三営業部への異動を告げられた、法政出身のアユム。そのアユムに、“1,000万の売上”という希望の兆しが見えてきた。

それはライバル会社の倒産に伴う、大手飲料メーカーの切り替えだ。

それを教えてくれたのは、心優しき同僚・立教出身の茂雄だった。

「アユムさ、これを決めて東出部長をぎゃふんと言わせてくれよ」

茂雄の目は、真剣そのものだ。

東出が部長に就任以降、第一営業部は毎日がお通夜のようだった。東出の機嫌が悪いと職場の雰囲気は最悪。就任初月の売上が達成していないと分かった今月は、特にひどかった。

上司の人柄によって職場の雰囲気はがらりと変わる。

「おい」

東出のその問いかけに、MARCHマンの背筋はぴんと張り詰める。5人の精神状況は、ぎりぎりだった。

そんな折、“1,000万の売上秘策”を胸に、アユムは東出に声をかけた。

「部長、お話があります」

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