メニューによります Vol.2

メニューによります:社会人デビュー男恐るべし!“あの”銀座最高級カウンター中華への誘い

男性から食事に誘われたら、ひな子は必ずこう答える。

「メニューによります😏最近忙しいので......」

美貌・知性・若さという女の市場価値を決める3大条件、すべてにおいて最高値を誇る女・ひな子。

―中途半端な店に、私を誘わないで―

彼女に選ばれし男たちは、高飛車に肥えたその舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。

前回は、アパレル会社の社長と恵比寿の『ペレグリーノ』で“生ハムの王様”に舌鼓を打った。

さて今宵、ひな子様を満足させるレストランのスペシャリテとは?


ひな子は、浩一という男を見くびっていたかも知れないと、小さく反省している。

とあるハイブランドの新作発表パーティーで出会った彼は、香港の投資ファンドのマネージャーという肩書で、財力のありそうな男ではあった。

しかし、白いシャツと白いパンツという全身真っ白(ただの白ではなく、真っ白)のファッションセンスや、煌びやかなパーティーのムードに完全に置き去りにされた姿は、少し垢抜けない雰囲気だった。

それでもしつこく連絡先を懇願し、何度もデートの予定を詰めて来る浩一に、ひな子はいつのものように一言だけ

「メニューによります(^_-)」

と返信し、しばらくLINEを未読で放置していた。

その結果、彼が提示してきた店が、ひな子が長いこと恋焦がれていた“あの銀座の最高級中華”になるとは、思いもよらなかったのだ。

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