崖っぷち結婚相談所 Vol.22

いよいよ明日で最終話!「崖っぷち結婚相談所」全話総集編

第6話:自分との戦い。恋愛偏差値の低さを自覚することから、婚活は始まる

-こんなに可愛いのに、私って、なんて可哀想な女なの...。どうして、誰も私の良さに気づかないんだろう...。

こんな風に、頭の中で独り言ちることも、直人には「高飛車」と言われるだろうか。

しかし、幸い、自分には収入はある。

婚活に本腰を入れて1ヵ月弱、杏子は得意の「仕事への逃げ」のマインドを持ち始めた。

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第7話:「美人のドヤ顔、超ウケる」 ピーターパン症候群的な医者からの、意外な反応

正木は、杏子と同じく32歳の医者だ。都内の有名大学病院で、整形外科医をしているという。

しかし、彼の肌は20代と言っても通じるほどツルりと潤い若々しく、くっきり二重の目は子供のようにキョロキョロと動き、落ち着きがない。喋り方も舌足らずで、やんちゃな子供のような印象だ。

―この男、本当に32歳なの?まるで中学生みたいじゃないの...。

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第8話:生まれ持った美貌と才能だけでは、婚活市場で勝てない。アラサー女の現実

正木からは意外にも「好き」という言葉を引き出したが、その後の行方は不安であった。

というのも、一度目のマッチングで「また、ぜひ」と温和な笑顔を浮かべていた飯島には、知らない間に嫌われていたし、元カレの知樹は同期の由香とデートをしている。

杏子は、このような屈辱を立て続けに味わったことなど、32年の人生の中で、本当に一度もなかったのだ。

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第9話:感情的な女に、「ルールズ」の実践は難しい?中途半端な試みは、失敗の元

―何なのよ、何なのよ......!!!!

杏子は、腸が煮えくり返る思いで、スマホを睨めつけている。

今日は、いよいよ結婚相談所で知り合った正木とのディナーを予定している土曜日だ。しかし、今朝からもう数十回もスマホを確認しているが、正木から詳細の連絡が来ない。


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第10話:ついに恋の予感?!幼稚男とのグダグダデートは、まさかの展開に...

婚活アドバイザーの直人や多くの恋愛本によって、女は安易にキレてはいけないということを学び、杏子は我慢をするという行動を覚えたのだ。

「杏子ちゃん、今日も本当に可愛いね~。」

正木は、ニコニコと無邪気な笑顔を杏子に向ける。杏子は、それに応えるように、同じように笑顔を返してやった。

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